先日に続いて、ある著名人の話をYouTubeで聴いていたら、
ハラスメント、DVの話題になった。
その人自身が若い頃にDV加害をしたことがあり、
反省して医療の手当を受け、虐待について勉強し、回復できたと言う。

ハラスメントには巧妙な手口があり、被害者は気が付かず洗脳されてしまうと訴える。

例として、夫婦間の会話をあげていた。

 *例*妻が記念日のお祝いの準備をしていたのに、夫は飲んで帰って朝帰りした場合。
(1)わかりやすいハラスメント。
  妻「昨夜は記念日だったのに、なぜ帰って来なかったの」
  夫「どうしても断れない付き合いだったんだよ。うるさい、文句言うな!」
  と暴言をはき、暴力をふるう。
 
(2)良くあるハラスメント
  夫「仕事だったんだよ。家庭と仕事の両立できない俺は
  だめだってことだな。今から〇ぬよ。」
  と、自〇をするふりをする。

(3)最も酷いハラスメント(演技がどんどん上手くなる)
  夫「申し訳ない。後輩の頼みをどうしても断れなかったんだ。
  僕って家庭も仕事も両立できないだめな男だな。
  こんなダメな男だから家族を幸せにはできない。君に申し訳ないから別れよう。
  僕なんか、何の価値も無いし、会社もやめるよ。」
  と、優しい口調で悲し気に言う。

暴言、暴力だけが虐待ではない。無視やネグレクト、
優しい口調で悲しそうに自分を責める様な事をいい、
相手に罪悪感を与え、不安にさせる事も脅しで、虐待である。

暴力などのわかりやすいDVは、人に理解してもらいやすいが、
(3)のタイプの一見、優しい口調で反省している風のモラハラは、
虐待とは理解されにくいし、被害者も虐待だとは感じにくい。
だからこのタイプは、より悪質なのだ。

加害者は、自分の利益の為なら、土下座したり、号泣するのも平気でやる。
それが、相手への脅しとして効果的だと知っている。

普通の正常な反応であれば
「あっ、ごめん。すっかり忘れていたよ。ごめん、本当に。次、絶対埋め合わせするから許して」
みたいな返事で済むと言う事だった。

私自身が夫からそういうまともな返事をされた事が無く、
正常な夫像がどんなものか、わからなくなっている。
必ず、言い訳と脅しが返ってくる。
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我が夫の場合は(3)であり、一番質の悪い虐待パターンということになる。

嘘泣きも平気でするし、私を利用しようと企んでいる時は、反省したふりをする。
うまくいかないと、即本性を出すから演技はすぐばれる。
その後「俺様に文句を言うなら、困る事になるぞ、それでもいいのか」
と言う内容の言葉を、ソフトに他人事の様に、必ず口にする。

子育て中は、脅しとわかっていたが、
気持ちに余裕がなく、子どもが自立するまでの我慢と思って耐えていた。
それを夫はわかっていなくて、私が夫に精神的に依存するものと
甘く見ていた様だ。

最近は、何を言っても脅しがきかないから、
不機嫌になって無視が始まるの繰り返し。

夫の特徴をブログに書きながら、色んな専門家の解説や本で調べていくと、
NPDの虐待の特徴にぴったり当てはまっていくので
自分は被害者だと確信できて安心している。

抵抗すればするほど、夫は被害者ぶり、嫌な目にあう。
わかっていても、悪者扱いされるのは気分が悪いものだ。
縁を切る時はどうなるこどかと憂鬱になるが、
何を言われてもスルーする心構え、強さを準備しておかねばならないのかも。