ハラスメント、DVの話題になった。
その人自身が若い頃にDV加害をしたことがあり、
反省して医療の手当を受け、虐待について勉強し、回復できたと言う。
ハラスメントには巧妙な手口があり、被害者は気が付かず洗脳されてしまうと訴える。
例として、夫婦間の会話をあげていた。
*例*妻が記念日のお祝いの準備をしていたのに、夫は飲んで帰って朝帰りした場合。
(1)わかりやすいハラスメント。
妻「昨夜は記念日だったのに、なぜ帰って来なかったの」
夫「どうしても断れない付き合いだったんだよ。うるさい、文句言うな!」
と暴言をはき、暴力をふるう。
(2)良くあるハラスメント
夫「仕事だったんだよ。家庭と仕事の両立できない俺は
だめだってことだな。今から〇ぬよ。」
と、自〇をするふりをする。
(3)最も酷いハラスメント(演技がどんどん上手くなる)
夫「申し訳ない。後輩の頼みをどうしても断れなかったんだ。
僕って家庭も仕事も両立できないだめな男だな。
こんなダメな男だから家族を幸せにはできない。君に申し訳ないから別れよう。
僕なんか、何の価値も無いし、会社もやめるよ。」
と、優しい口調で悲し気に言う。
暴言、暴力だけが虐待ではない。無視やネグレクト、
優しい口調で悲しそうに自分を責める様な事をいい、
相手に罪悪感を与え、不安にさせる事も脅しで、虐待である。
暴力などのわかりやすいDVは、人に理解してもらいやすいが、
(3)のタイプの一見、優しい口調で反省している風のモラハラは、
虐待とは理解されにくいし、被害者も虐待だとは感じにくい。
だからこのタイプは、より悪質なのだ。
加害者は、自分の利益の為なら、土下座したり、号泣するのも平気でやる。
それが、相手への脅しとして効果的だと知っている。
普通の正常な反応であれば
「あっ、ごめん。すっかり忘れていたよ。ごめん、本当に。次、絶対埋め合わせするから許して」
みたいな返事で済むと言う事だった。
私自身が夫からそういうまともな返事をされた事が無く、
正常な夫像がどんなものか、わからなくなっている。
必ず、言い訳と脅しが返ってくる。

我が夫の場合は(3)であり、一番質の悪い虐待パターンということになる。
嘘泣きも平気でするし、私を利用しようと企んでいる時は、反省したふりをする。
うまくいかないと、即本性を出すから演技はすぐばれる。
その後「俺様に文句を言うなら、困る事になるぞ、それでもいいのか」
と言う内容の言葉を、ソフトに他人事の様に、必ず口にする。
子育て中は、脅しとわかっていたが、
気持ちに余裕がなく、子どもが自立するまでの我慢と思って耐えていた。
それを夫はわかっていなくて、私が夫に精神的に依存するものと
甘く見ていた様だ。
最近は、何を言っても脅しがきかないから、
不機嫌になって無視が始まるの繰り返し。
夫の特徴をブログに書きながら、色んな専門家の解説や本で調べていくと、
NPDの虐待の特徴にぴったり当てはまっていくので
自分は被害者だと確信できて安心している。
抵抗すればするほど、夫は被害者ぶり、嫌な目にあう。
わかっていても、悪者扱いされるのは気分が悪いものだ。
縁を切る時はどうなるこどかと憂鬱になるが、
何を言われてもスルーする心構え、強さを準備しておかねばならないのかも。