1人暮らしになったせいもあると思う。
最近、休日や夜、ぼーっと過ごす時間が多くなった。
以前なら友人と電話したり、会ったりして暇を感じる事は無かったが、
この数年のうちに、人と接触するのがおっくうになり、
1人でいる方が楽になってしまった。

海外ドラマに夢中になっている時は、時が速く過ぎるのだが。
その後の疲労を取るまでに時間がかかり、
目から体調不良へ、不安感へと悪循環になる。
なので、今は観たいのをぐっと我慢して、休息中。

空いた時間に、やる事があると気が紛れるが、
これまでこんな暇な時間を感じる事はなかったなと気が付いた。
子育て中もそうだけど、空いた時間は母の電話相手をしていたからだ。

それも長い間。
今から出勤で、急いでると言っても電話を切ろうとしない母。
一度話し始めると、何時間も1人で話しまくる。
話さないと不安だったのだと思う。
が、相手をする私にはストレスだった。
ただ、色んな親族の情報、父や弟家族の事が良くわかったし、
たまには、私も愚痴を言って(あまり聞いてくれなかったが)発散できたので
仕方なくも、話し相手になっていた。

誰にも話せない夫のことは、母にしか話せなかった。
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あまりに長電話になると、父が後ろから怒鳴りつけ突然電話を切られた事もあった。
母と話した後は、いつもイライラが残っていた。
母の表の顔と裏の顔が違い過ぎて、
裏の顔を私に吐き出して、表では物わかりの良い良い人を演じていた。

一番私がイラついたのは、
娘の感情はどうでもいい、娘は何をしても気にしないもの、
いくらでも利用してもいいという親の差別的思い込みだ。

息子の感情はいつも気にして、気を使い、冷たくされても
裏切られても大事にしていた。
私は母の都合の良いストレス発散の道具だったと思う。

勿論、抵抗し、電話にでない、断ることもあった。
すると、何て冷たい娘なんだ、親を泣かせるなんてと非難された。
それも、私にだけ見せる顔だった。
色々そんな事が積み重なり、私が大爆発したこともあった。 続く