マッカトニーローズとクイーンエリザベス、我が家に来てから
初めての花を咲かせ始めた。
色は濃いピンク。マッカの方が濃いかもしれない。
そして、香りが強く上品。
他にも薔薇は育てているが、
虫がついたりすぐ病気になる。

新人のお上品な?薔薇たちは、
葉も大き目で綺麗、病気にもなりにくい。
それでも、大事に毎日チェックして薬を巻いたり、
手入れはしている。

クイーンの方は、本物の女王様が亡くなる直前に
マッカと同じ店でたまたま見つけた。
女王様が亡くなったら、他の地域では、
この薔薇が売り切れたそうだ。

ネットでは販売しているようだが、
店頭で見るのは珍しいのではないか。
しかも街から外れた地味なホームセンターで出会うとは。
お値段も嘘みたいな安さで。
お店も客も、価値を知らないのかなと思ったほどだ。

まあ、そのおかげで私はハッピーだった。
NS525_hkanaibara_TP_V4

なので、絶対に枯らす訳にはいかない。
以前、名前は知らないが、似たような種類の薔薇を育てていて、
かなりほこって、見応えがあった。
長い間、楽しませてくれた。
が、その後、突然枯れてしまった。

枯れて見えても、復活することが多いから
暫く待ってみたが、だめだった。
かと思えば、長年強く長く伸びて、毎年花を咲かせる真紅の薔薇は元気。

剪定をすると、また伸びてきて花が咲く。
切った太い茎は土に差しておくと、
勝手に育ってきて、花が咲く。
そんな強い薔薇もある。
同じ薔薇でも性質が違い、扱いに注意だ。

マッカとクイーンだけは、突然枯れない様に
祈るしかない。

何故私は薔薇が好きなのだろう。
形、色、香り、全てに憧れる。
子どもの時から薔薇の絵をよく描いていた。

とげが痛くて扱いにくいのが難だけど、
「ワタクシにむやみに触らないで!」と言われてるようで
 それもどこか気位の高さを感じて面白い。

お洒落な家のお洒落な広い庭で、
壁一面に薔薇が咲いているお宅がある。
うちでは、そんな事は非現実的。
適当な素人の育て方だし、
薔薇なんて我が家にはもったいないかもしれないけど、
せめて気持ちだけは優雅にさせてねと毎日薔薇達に話しかけている。