弟が帰った直後に、友人からお茶のお誘いがきた。
いつもタイミングが悪くて、誘いを断ってばかりだった。
付き合いの悪い人間だと思われているかも?
懲りずに誘ってくれて、本当にありがたい存在。

近所のショッピングセンターで待ち合わせた。

久し振りに1時間ほど、お喋りが出来た。
コロナもあって、なかなか会えず、
話したい事も溜まっていたが、お互い状況が変化し
近況を何から話せばいいのかわからなくなって
話があちこと飛んでいた。

あまり私的な事は細かく話していないので
お互い何でも知っている間柄ではない。
それが逆に気楽でもある。

私より少し年下の人なのだけど、
7年ほど前からある病気が発症し治療を続けている。
普通に生活し仕事もしていて、私より活動的だし、
持病持ちには見えない。

その友人が、自分の寿命はあと10年は無いかも。
医師にも聞いたけど、否定されなかったと話していた。
あっけらかんと笑顔で話すので、
最初はジョークかと思ってしまった。

自分はただ黙って聞くしかなく、
とっさに、どう答えたらいいのかわからない。
結果として「私だっていつどうなるかわからない。
人生、何が起こるかわからない。今日一日生きていられたら有り難いと思う。」
と語り合った。
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友人は若い時に離婚しているが、
今でも元旦那さんとは繋がりがあることを嘆いていた。
自分は他人でも、子は相続人であり、父親と縁が切れないので困ると。
元夫は再婚してないので、
事件事故の場合、警察から直接子に連絡がくるし、実際に来た。
借金の相続や葬儀をするのも子になる。
結局自分が子を守る為に動かざるをえない。
一日も長く元夫より長く生きなくては、と思っているとのこと。
そんな友人に共感しまくりだ。

つい声が大きくなったり、大笑いして
周囲の目を気にしてはっとするのも久し振りだった。

私の悪い癖なのだが、別れた後いつも気にしてしまう。
お茶だけでなく、ランチも一緒にしたらよかったのかなとか
あの時の反応は気を悪くしなかったかなとすっきりしない。

いちいちそんな事、向こうは気にしてないよと
もう1人の自分が言うのだが、
しばらくは、モヤモヤが残る。
これは、相手との相性なのか、自分の悪い癖なのか。

後から、自分の行動を振り返ってみるというのは
悪い事でもなく、仕事では役に立っている気がするが、
人間関係においては、あまり神経質にならない方がいいかもしれない。

アルツハイマー型認知症の予防として、
一日の振り返りは良いとのこと。(突然話が飛ぶ?)
良質な睡眠、単純作業(ぼーっとお茶碗洗ったり)
毎日が忙しい人は、たまにはぼんやりして
脳を休ませる事も必要と知り、まいいか、と思う事にした。