町内会の班長が先月末で終わった。
幹部の引継ぎが滅茶苦茶で、 
今月になっても私に仕事がきたり、昨年とやり方が違っている。
仕事と言っても大した作業じゃないが。

昨年、班長さんを決める担当の人が苦労されていた。
長年住んでいるのに、一度も絶対にやらないお宅があるそうで、
お願いにいくと、暴言を吐かれたと愚痴っていた。
今年は私に決めろと言われ、慌てた。
が、快く引き受けて下さるお宅がいて救われた。

自分もそうだったが、新班長さんも、わからない時は聞きに行きますと言い、不安気。
いつでもどうぞと答えていた。

すると、さっそく質問の電話がきた。
別の日にも、困りごとがあったそうで、愚痴をこぼしていた。
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その困りごとの内容は、
区長さんから受け取っていたはずの、集金時に使う書類が無い事。
集金に回ったら(この人があらかじめ配布した)集金袋が届いていないと
言われたとか。それも複数。

「自分はきちんとしたつもりだけど、
ご近所とトラブルになりたくないから
自分のミスとして、処理しようと思ってます。
書類も幹事さんに貰いに行くわ」
と、我が家の玄関先で話してくれた。

自分の時は、トラブルは何も無くて助かったが、
さっそく悩んでおられた。
見ていると、手元に持っているバインダーの中がバラバラで
配布する紙も、よれよれになっていた。
こういう事務的な作業に不慣れなのかな。

集金さえ終われば役目は終わったようなものですから、
頑張ってください、またいつでも話に来て下さいと声をかけるしかなかった。

たかが町内会、されど町内会。

母や他の人みたいに、ママ友とか
ご近所さんと仲良しで毎日のように一緒に買い物に行ったり、
お喋りするような付き合い方を、私はしていない。
ご近所もそういう付き合いをしているお宅は無さそう。
きちんと線を引いて、人の家に深く入り込まないお宅ばかり。

まして我が家は、夫の姿が長年見えないし、
色々詮索されてもおかしくないのだけど、
誰も何も聞いてこないし、人の家に関心無さそうな
さっぱりしたご近所環境で救われている。
それが感じられただけでも、町内会に関わって良かったと思う。