新区長さんが来て、次の班長を決める様に言われた。
昨年までは旧区長さんが決めていたので、
え?私がやるのと思わず言ってしまった。
他の班は、順番が決まっていて、
お願いして回らなくても、すんなり決まるそうだ。
うちの班も以前は順番だったようだ。
この10年ほどで、転居や土地の売買も多く、
人の入れ替えが多くてごちゃごちゃになった。
でも、ほとんどの方が素直に引き受け、
長く住んでいるお宅は全員やっており、
何度もしているお宅もある。
転入して間もない人もいるし、世帯数も多いので
決めるのには苦労しないと思っていた。
長年住んでいるのに、一度も班長をしていないお宅が一軒ある。
自営で家におられる事が多い。
50代夫婦で、断わる理由も言わず、ただ嫌だと言うらしい。
普段から何かと私の耳に悪い評判が入ってくる。
そう言えば、台風の時、そのお宅の物置の屋根が割れて
一部、うちのベランダに飛んで来た。
人に当たれば怪我しただろうし、
壁や窓に当たったら、厄介だったが、運よく当たらなかった。
結構大きい破片で先が鋭利で危険だった。

そのお宅から、うちのベランダは丸見えで、
1M以上の鋭利な破片が飛んでいたのも、見えていたと思う。
しばらくは、そのまま置いていたが、
何も言って来ないので、数日後に私が破片をごみ置き場まで運んだ。
壊れた物置の屋根は放置され、風が吹くたびバタバタと音がする。
台風が去った後、被害が無いか家を見て回ると思うのだが。
大きなお宅で、キャンピングカー、高級車、ボートも所有されている。
屋根が壊れた物置は外から丸見えだし、すぐに修理すると思っていた。
うちのベランダに飛んだのは知っていたと思うのだが。
仮に知らなかったとしても、
ごみ置き場に置いているのが見えないはずはない。
家の目の前だから。どこかの誰かが運んで来たのはわかるはず。
それでも、屋根はそのまま。
結局現在まで知らん顔されている。
今にも、また飛んでいきそうな壊れたままの物置の屋根。
バタバタと動いて音もする。
あの破片がまた飛んで来たら危ないし、怖い。
勘ぐりすぎかもしれないが、
謝りたくなくて、故意に気が付いていないふり?
もし、これから何か事故があったらどうするつもりなのだろう。