父は、歳をとり、色んなことが、思う通りにいかなくなり、
1人暮らしに限界を感じたり、孤独死の恐怖も出て来た様だ。
食事の準備ができず、1人暮らしは大変だと弟夫婦にも
父は訴えてきたが、無視されてきた。

父は、転倒しないよう、火事をださないよう、
とにかく気を付けていると言っていた。

弟が近くにいなくなり、心細くなったのだろう。

介護サービスをうけるのは無理かもしれない。
認定されないだろう。

今の父の言葉は本心だとは思うが、父の本質は変わらないし
私は全てを信じない。

困った時だけ私を家政婦扱いしようとしているのだろうか。
もし、弟の奥さんが元気で何もなければ
ずっと息子夫婦に期待したままで私は邪魔だと言われたかも。

現実に父の一人暮らしには限界がきている。
足腰はしっかりしているが
転倒しそうになったり、流石に弱っている。

仮に私が自分の生活を放り投げて
父の世話を始めるとしても、経済的に不可能だ。
帰省する交通費、実家で使う費用、留守中の自宅にも光熱費や
管理費はかかる。自分の生活そのものが破綻する。
そんな余裕はない。余裕があるのは弟の方。
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その上、父はかなりのお小遣いを、定期的に弟に渡している。
父は私にはそこまでの気持ちが無い。
母の様に、通帳を預けて、そこから食費を降ろして買い物に行ってくれとは言わない。

弟は親から大金を貰い続けても、親の為には使わない。
家事もやってあげない。
自立しない自分の娘の遊ぶお金に回しているのだ。
母は亡くなる前に、弟に裏切られた、育て方を間違えたと言い、
弟の妻も娘の事も、怒っていた。
父は全く何も現実を知らない。
弟の裏の顔、本心も。

父は、弟だけが頼りなので、弟に嫌われたくないのだ。
自分を見捨ててほしくないから、お金で引き留めているように見えて来る。
本当に心配している私や私の子ども達のことは全く他人扱い。

私は自腹で実家の食材や父の物を買う。
思い出した時に、父からお金を渡されるが、
少額で赤字。弟に渡す小遣いとはケタが違う。

私がもっとまともな結婚をしていて、
自腹でどんと親の世話ができればそれですむ話だった。

父は、夫の異常さは母から聞いてるはずだが、
娘の自業自得だからどうでもいいと突き放した。
これが弟なら、心配してお金に困っていなくても
援助し、協力し、弟もそれを利用して平然と甘えていたはずだ。
普通は、父親は娘が可愛いのではないかと思う。
まあ、私のせいで夫の件も迷惑かけたし仕方がないのだ。

差別どころか、父が夫をどなりつけたりしたらよかったが、
そうじゃないので、夫が益々つけあがったのだと思う。
父はどなりつけるべき相手には何も言わず、
言いやすい母と私だけを怒鳴った。
自分を大事にする相手を差別し、自分を騙し、馬鹿にする相手に気を使う。
そういう人、意外にいる。

本質を見ていないで、大事にするべき人を傷つけ、
悪意のある人に擦り寄る人たち。

父が目を光らせていれば、夫は人間が小さいから
怖がって少しはブレーキがかかったと思う。
そこを見抜いて、ターゲットにされたのかも?

夫に関しては、母は私の味方だったが
かといって、どうする訳もなく、
父の言いなりで、弟に大金をあげてごまをすり、
私には家政婦をやらせていた。

母は口だけの味方だった。
話を聞いてくれるだけでも助かってはいたが。

大学卒業までは、娘にも親として責任感で、
やるべき時はきっちりしてくれた事は感謝している。
夫に比べれば責任感のお手本みたいなものだ。
                          続く