弟からショックなラインがきた。
秋から旅行に行って来年まで帰らない予定の奥さんのこと。
家事が嫌いで、自由にできるのは弟の理解あってのこと。
その分、弟が精神を病み、いつも疲れている。

去年1人になった父の世話を避けたいという意志も見えており
今年も放置?と親族はあきれていた。
が、もうそんな事は言えなくなった。

旅行先で入院し、危篤だと言うのだ。

風邪だろうと思って病院に行ったら
肺炎が悪化していたと言う。
本人には、重症の自覚は無く、呼吸は苦しそうだが
いずれ治って帰れると信じて居るらしい。

連絡を受けて、弟が入院先に向かい、そのまま滞在しているとのこと。
医師には、いつ急変するかわからない厳しい状況だと宣告されたそうだ。

いきなりの宣告に、母の時と似た状況で、
弟は母の時を思い出し、また同じ苦しい思いをしている様だ。

弟は私より弱い。
変なところは無神経なのに、弱い部分がちょっと違う。
この年齢なら、もっとどんと構えているはずが、
ストレスの多い生活を続けてきたせいか、
ちょっとしたことで、もろく心を病んでしまう。

母の時と同じで、この前まで元気だったのに、
ちょっと異常を感じて病院に行って、すぐ帰れると思ったら
そのまま入院、お骨になって帰ることになろうとは…という思いが尚更辛くする。

本人に悟られないよう、明るく接しているらしい。
それも、母の時を思い出すと言う。
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肺炎は怖い。
コロナではないそうだが、原因はわからない。
前からだるさを訴えて居たそうだが、
旅行に行った訳だから、
本人も弟も、まさかすでに病気だったとは思わなかったのだろう。

だるさだけだったから、病院に行かなかったのか。
もし、早めに病院に行っておけば、
旅行に無理していかなければ、と勝手に思ってしまう。

ちょっと動いただけで、息切れしたり疲れる時は、
心臓もだけど、肺にも異常があるかもしれない。
病院に行った方がいいと思う。

弟が言うには、本人は治ると信じていて
いつも通りに明るく話すらしい。
だから尚更辛くなるけど、救いにもなっているそうだ。
知らない土地で、入院するのも不安だろうし
早く家に帰りたいんじゃないかな。
家にいたくなくてしょっちゆう旅行に出ていたから、
皮肉な話だけど。

それにしても、こういう事があると
自分も益々、健康について敏感になってくる。
ただの風邪と思って放置すると
手遅れですと言われることもあるという恐怖。

コロナ禍、熱が無ければ、なかなか病院に足が進まない。
まだまだコロナが病人を増やし、悪化させている。

母の後に、父かと思っていたら、
こんなにすぐに弟の奥さんが倒れるなんて、誰が予想しただろう。

順番からいけば、彼女より夫が先だろう!と内心思ってしまう。
こういう試練はなぜか弟ばかりにいく。
弱い人にこれでもかと。
まだ、彼女は頑張っている。
私は遠くから奇跡を祈るしかない。

これから年末年始はどうなるのか、
不安な気持ちで過ごすことは間違いない。
弟よ、しっかり。「いつでも力になるから、甘えて」と返事した。