最近、テレビなどで美味しそうなものを見ると
すぐに食べたくなる。
単純…。ささやかだけど、やりたい事ができる幸せ!
夫がいればこうはいかない。
自作ケーキは、買うより安くつくし、
自作の方が、スポンジ、クリームの味、弾力などがお店のよりも美味しく感じる。
出来栄えは、ぐちゃぐちゃだけど。
そこは流石にプロに敵うはずがない。
粉をとばし、クリームを飛ばしながら、時間をかけて作っても、
無くなるのは一瞬。
保存のきくものじゃないし、最初の一口の幸せの為に作るようなもの。
今回は、冷凍のベリーミックスを見つけ、
それをたっぷり飾りに使った。
ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリー、ブラックベリーが
とても可愛く、美味しかった。
ケーキは、子どもが小さい時に、良く作っていたが、
最近は、面倒になってた。
たまに作ると、やっぱり美味しい。
少しでも、明るく笑顔で過ごせるように、
子ども達の為にと、作って食べて笑って、気を紛らわせていた若い頃を思い出す。

ケーキの次は、お好み焼きを食べたくなった。
小麦粉があまったし、ちょうど良い。
でも、また粉もの?太るし、糖分大丈夫か?と自問自答。
長生きしていて、元気な人は、良く食べている。
食事に気を付け、しっかり食べていた母が
突然、食欲が無くなったことから始まり、
結果的に口から物が食べられなくなった。
最後は水すらも。
飲食した物は、途中、腫瘍で腸が塞がり、物理的にそこで詰まってしまう。
1度目は成功したが、再発後は、手術もできなかった。
あと1年、1カ月でもいいから、食事ができるようになり、
治ったんだと母を喜ばせたかった。
そうなると信じていた母の様子は可哀想で、辛かった。
私は、母がこんなに元気なのだから、このまま、長生きするかも
と希望を持っていたのに。
「食べられなくなったら終わり」という言葉を耳にすると
今は、胸が痛む。
食べたいと思った時は、食べよう。ただし、適度に。
食欲のある私は、まだ大丈夫だなと、今日の命に感謝する。