久し振りに手紙を書いた。
字を書く機会が減っているので、乱れてうまく書けない。
そして、字を書くと疲れる。

結局、パソコンに変更。
とても楽になった。こうやって退化?していくのか。

夏柄の便せんのテンプレートを選び、
無駄な書き損じの紙も無し。手書きより書き直しは簡単。

書いているうちに、つい愚痴っぽくなってしまい、
手紙は相手方に残る物なので、
これじゃいけない、と何度も読み直し、訂正する。

母方の親族の人から手紙が来て、その返事なのだ。

その人は、母に生前、色々聞いていたらしく、
父や弟夫婦の様子などを気にしてくれている。
父は耳が遠くなり、電話にはでなくなり、
弟も、電話をしてもそっけなく、すぐに切ろうとする。
手紙を出しても、返事がこないらしい。
なので、私に色々聞いてくる。

母がいれば、詳しく話するところだろう。
これまで入っていた情報が、全く入って来なくなり、
コロナもあって、行き来も出来ず、
身体も弱いし遠いので、手紙でということなのだ。

私は、手紙を書くのは好きな方だし、
たまには字を書かなきゃと思うので、
すぐに近況を書いて返信する。
相手は高齢の方で、手書きなので
できれば、こちらも手書きの方が良いとは思うが、
結局、パソコンになってしまう。

一番気にかけてくれるのは
当然、父の事。
私が近くにいれば、誰も心配しないことだろう。
なにせ、あの弟夫婦のこと。
母からも聞いていたと思う、何も世話をしないということ。

弟は、車は出すし、通院の付き添いもやる。
が、家の中のことは、どんなに荒れても、食事がとれなくても
放置で、掃除もしたことはない。
自分ちの掃除もまともにしないのだから
当たり前か。

ヘルパーさんを頼むことも邪魔している。
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はっきり言って、元気で長生きしてほしくないのだと思う。
そんな怖いこと、口には出さないが、
やってることはそうだろう。
特に奥さんは。

その辺のことを、何となく感じ取っている親族の人だから
色々質問されて、どこまで話せばいいのか、迷う。

弟は、長男でそばにいて
しっかり親の面倒を見ているだろうと、思われている、
奥さんも。昔の人たちなので、それは当然のことだと。
現実を知れば、呆れてびっくりされる。

母が一部の人に、愚痴っていたので、
知っている人もいる。
手紙で、説教じみた事を弟夫婦に書いた人もいたが、
全く気にせず、無視していた。

それで、私に心配して定期的に聞いてくる。

書き出すと、つい愚痴ぽくなってしまい、
家の恥をさらす事になるし、
言ったからどうなるものでもない。

だったら、あまり書かない方がいいかなと
色々、書いては消し、と繰り返したらどっと疲れた。

彼等が、親族に嘘の顔を見せているのは、腹が立つ。
が、もう叔父叔母達は、高齢で、自分の事で精一杯。

親族が集まる機会も、このコロナでは、2度と無いかもしれない。
弟は、奥さんに言われて、今後は親族との付き合いを切るだろう。

それにしても、何故、私も弟も
結婚相手にコントロールされて、
抵抗しながら、生きて行かないといけないのだろう。
弟は、あまり深く考えず、いつのまにか洗脳されている。
気が付いたら、自分の描いた未来と全く違う方向に来てしまっていた、
と気が付いてはいるようだ。
たまに鬱状態になったりしている。

急にポールのアルバム、”フラワーズインザダート”を聴きたくなった。
発売頃の自分を思い出し、当時の母の姿や
時の流れ、状況の変化を感じながら聴くことが増えた。