カルトの問題が再びマスコミに取り上げられている。
この機会に膿をだしてほしいが、簡単ではないだろう。
事件とは関係なく、カルト信者2世の苦脳についての記事を読むと
心が苦しくなってくる。
表には出ていない多くのカルト2世が、どれだけ犠牲になってきたことか。
ネグレクトの問題が一番胸が痛む。
家庭より、活動を優先した母親、
山岸容疑者は幼児期に「ママがいない!」と裸足で外を泣き叫びながら探していたそうだ。
食べる物も無いまま、子どもが放置され、家庭は破たんし、
家族の命まで奪われる結果になるなんて
何のための信心なのだろうか。
大きな宗教団体でなくても、
偽占い師にのめり込み、お金をつぎ込み、
結果、家族を失ったり、家を全焼させたりと
救いを求めたはずが、不幸ばかりが続いた義実家。
それでも、夫の母は、活き活きとして、
自分の買い物と、占い師にお金を使い続けた。
「私の言う通りにすれば救われる」と
霊感商法に利用されたが、何も良い事はなかった。
それでも、目は覚めず、自分は正しいと信じたのが夫の母。

子や孫にお金を使うのは嫌がり、
自分の欲しい物と占い師に使う事を優先していた。
夫は、カルト2世とは言えない。
そんな母親に同調して良い息子に思われようとし、
止める事も無く、賛成していた。
何でも母親が言うことは正しいと信じて。
山上容疑者の母親も、自分の(宗教の)せいではないと言っているようだ。
実際詳しい情報が無いので正確なことはわからないが、
自分の信仰は正しい、絶対に悪くないと信じて居るのだから
我が子の苦しみも理解できず、人間らしさを奪われる、洗脳と言う罪は
本当に恐ろしい。
ある意味、夫が容疑者の母親と重なった。
自分が原因で我が子が苦しんでいても、
他人事の様に、自分は何もしていない、悪くないというだろう。
自分の為なら、我が子の人生まで奪い尽くす、そんな悪魔に思える。