自己愛性人格障害=NPD
夫がこれだと気が付いてからは、
堂々と抵抗ができるようになり、自分が悪いのではないと
自信が持てて救われた。
NPDは、とにかく相手のせいにする。
夫の場合、その場しのぎの生き方、計画性も無く異常にだらしないのに
とっさに誤魔化す能力だけは高い。
嘘つきで悪知恵だけはよく働く。

今では、夫の嘘に対して駆け引きができるようになったが、
最初の頃は完全に洗脳され、子どもと共に人生を振り回された。
それでも、悔しくて、おかしいことはおかしいと言っていた。
話し合いができる相手では無く、
自分だけが消耗し、体調も崩した。

NPDは、話題をすりかえる。
相手が悪いという結論に強引にもっていく。
話すだけ無駄。

かといって、こっちだけが我慢し、黙って好き勝手にさせるのは悔しい。

できるだけ、理不尽な言い分は無視し、
最後は冷たく突き放し、自業自得と笑ってお別れすののが理想。
孤独な末路を期待する。

それでも、やっぱり腹がたつ。
色々、言いたくなってくる。
その度、想像してみる。
すると、やはり話しても無駄という結論になる。
elly21515C1861_TP_V

例えば、NPDは、自分が言われた事を相手にそのまま投影して跳ね返してくる。
過去を思い出すと、
人との約束を平気ですっぽかした夫に
「相手の方にきちんと謝らないと」と私が言ったとする。

夫は、自分は悪くないと言い訳を並べる。
最後は「そんなに約束を破られるのが嫌な人間なら、約束しなきゃいい。
あいつはそんな嫌な奴だったのか。こっちから縁をきりたくなる」
とさえ言い出す。
それはおかしいと更に私が、忠告すると
「何を偉そうに。その態度気を付けた方がいいよ。」
と、今度は話をそらしてくる。

それと、オウム返し。
こちらの言う事をそのままこちらに向けて跳ね返す。
「お前こそ、人に謝るべきだ。」
と、言われた事をそのまま相手に言う。
この時は、病的な感じがした。

”自分が人から注意やアドバイスされることが間違いである。
自分が人に指導する立場なのにあいつは何様だ。”と、忠告された事を根に持つ様だ。

どんなに自分にとって正しい、有り難い忠告でも同じ。
内容なんてどうでもいい。それを恨むのだ。

で、それを他の誰かに復讐して発散する。
忠告された自分を誰かに置き換え、指導する自分を演じて記憶を改竄する。
注意された自分は消え、指導した自分が残る。

だから、私が夫に何か注意すると、
その後、夫は誰かにその復讐をする。
それを思うと、もう何も言えなくなる。   続く