20代の頃、久しぶりに会う叔父や伯母から、
何でムキになってそんな事を言うの?
と返事に困る様な、不愉快になる事を言われた。

例えば、お金のことばかり言う伯母。
「いい身分ね、あなたは浪費できて。お金があって気楽で」みたいな
自分以外の人は皆、自分よりお金持ってるみたいな言い方をしていた。

叔父は、人の事を根掘り葉掘り聞いてきて、
適当に答えていると
「えーっ!もう2△歳なのか?早く結婚しないとだめじゃないか!こりゃ大変だ」
と馬鹿にした口調で言って来たり。
私の事だけでなく、他の若い人の事も
似た様な事を言って、けなしていた。

「失礼ね。あなたの娘は、私より10歳年上だけど
未婚で家にいますよね。結婚なんかどうでもいいし」
「浪費してないしお金持ってないし。気楽だとか勝手に決めつけないで。」
と、それぞれに心の中で怒りは湧いたが、言い返さなかった。
なにせ相手は年寄りだし、滅多に会わないんだし、と聞き流した。

後から良く考えたら
「お前が言うか」と言いたくなる事ばかりだ。

当時、叔父は、
家でニートしている35歳を過ぎた娘に焦っていたらしく、
お見合いをさせても、上手くいかず
どうにかして結婚させようと、悩んでいたらしい。

叔母は、高収入だったのに、見栄っ張りで浪費家だった。
私の実家は、正反対の経済観念を持っていたし、
貧乏に慣れていた。
だから、お金が無いとか口にすることもなく(恥かしいし)
坦々と暮らしていたのを、お金に余裕のある家だと誤解された様だった。

つまり、叔父も伯母も自分のコンプレックスへのストレスを、
相手をけなすことで発散しようとしていたのだなと理解した。
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黙っていればいいものを
「私は、こんなことを気にして生きています」
と心の奥底に抱えているのがばれてしまう。

その事に気が付いたら、
たまにしか会わない人から、嫌な事を言われても、
可哀想に、そんな事を気にしているのね、と内心同情し、
笑って流す様にしている。
毎日会う人や、逃げられない距離に入る人の場合、苦痛だけど。

その場で「お前が言うか」みたいな事を言って、反論したらどうなるのだろう。

自分も、無意識に似た様な言動をしていないか、
注意しなきゃいけない。
偉そうに、自分の世界を、コンプレックスを押し付けていないか。
自分が恥をかくだけだ。

夫も自分の弱点を相手にぶつけて発散する。

自分の人生が上手くいかなかった事は、受け入れたくないだろうし、
世の中の人全てが不幸になれば
自分の惨めさも消えるし、勝組の人達を引きずりおろせると
人の不幸を望んでいる気がする。
最近、ロシアの件ではっきりわかり、ぞっとしている。