夫の口癖は「教育してやらないと」だ。

私と子に面と向かって言う事は無かったが、
外では、妻子も教育しないと、とか
俺様が教育した、みたいな言葉を吐いていただろう。

他人の事も、本人の前では言わず、
裏では「あいつに教えてやらないと」「もっと教育しないと」と
私に良く言っていた。

自分より年下に対して、相手の方が仕事では先輩でも上から目線、
勝手にマウントをとり、勝手に馬鹿にする。
私から見ると、馬鹿にされているのは夫の方。
1人で自惚れ、自分の世界に入っている。

これは自己愛性人格障害、モラハラ、DVする人間によくある特徴らしい。

他人は洗脳はできないが、
妻は奴隷になる様躾けをし、抵抗されると、
馬鹿だから教育してやらねば、となる。

自分のご機嫌を取る、言いなりに動くことが良い妻だと思い込ませる。
無視されると脅迫をしたり、嫌がらせ。

自分は、夫と離れた後も夫に縛られていた。
途中から、相手の手にのってはいけないと気が付き、
向こうがしかけてくる作戦には乗らない様にし、
夫の話、行動を、まずは疑うようにし、
こっちをどうコントロールしようとしているのかを分析する。

挑発にのり反応するのは相手の思うつぼ。

その手には乗らない、という強い意志で接触することにした。

もっと早くに気が付けば良かったと思った。

こういう人格の人がいるということ、
自分だけではなく、同じ目に会っている人がどこにでもいるということ、
この人格の人間は、同じ様な行動をすること。
被害者が悪いのでも、特別な例でも無い事。
それがすぐにネットで情報として入る事で救われた。

ネットが普及していなかった時代では
多くの被害者が、どんなに孤立していた事だろう。
何でもそうだが「知る」「気づく」ということは
とても大事なことで、人生も変えてしまう。
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それでも、人を変える事はできないので、
我が身を守る対策を考えるしか方法は無い。
夫に抵抗を示し始めた頃、
突然帰宅してきて、一方的に言い含め、洗脳して帰るみたいな時もあった。

今は、帰る頻度がかなり減り、コロナで更に会わずに済み、
完全に洗脳から解かれ、異次元の人間にしか感じない。

夫は家族の洗脳を諦めたかもしれない。
自分から逃げたくせに、離れたらそうなるのは当然だ。
その辺が甘く、愚かなところ。
何でも自分の思い通りになると思っている。
今では、全ての計算が狂って、焦っているのだろうか。

今は歳を取り、夫の立場、見た目から、人を信用させる材料、
実績が皆無なので、もう騙せなくなってきて
新しい逃場が無くなっているのかもしれない。

それでも、常に新ターゲットを探しているのは間違いない。

若い時に、調子に乗っていた時は、
家族が重荷で邪魔扱い、責任逃れすることに必死だったのに、
予定が狂ったら、妻子をあてにすればいいと自分勝手もいい加減にしろだ。

「妻子はずっと俺様の帰りを待っている」
と妄想で自分を騙していることだろう。
嘘まみれで、現実逃避の人生だったわけだ。
それで「俺様は誠実でまともに生きて来た」と自分で言うかな。

そんな人を待ってもいないし、おそらく二度と一緒に暮らす日は来ない。