毎朝早く目が覚め、朝から洋画の続きを楽しむ日が増えて来た。
その分、夜は10時になる頃には猛烈に睡魔が襲う。
早く寝るので、また翌朝4~5時に目覚める。
朝5時に起きて、フラフラしながら、
お弁当、朝食を作っていたあの長い期間を思い出すと
今は何て楽なのだろう。
今と同じ24時間なのに、今よりずっと濃密な過ごし方をしていた。
子どもを抱えて、仕事もしながら、家事も~という女性は多い。
女性ばかりに負担がかかり、男性の古い意識も変わってほしい。
子育て期、子に何かあった時や残業など、近くにいつでも助けてくれる人がいるといないでは、
働き方が変わってくる。
完全に母子家庭状態、近くに誰も協力者もいない、
知らない土地で、体調を崩しても1人で乗り切り、
その分、フルで働けず会社が倒産したり、退職金も無いパートで年金も少ない自分は
せめて夫が普通の人で、夫婦で協力していたらと悔しかった。
流石に自分が倒れたり、どうしようもなくなったら、
母に来て貰い手伝って貰ったが、
それだけでも有り難かった。親には感謝してきた。
夫に比べ、自分の親がいかに責任をもって育ててくれたかを感じた。
私が1人でストレスを溜めて、体調を崩していたのを見た母は
夫に対してかなりの怒りを感じていた。
嫌ったまま、あの世へいった。
弟夫婦は、自分達の一人っ子の子育てから家事まで、ほとんど母にやらせた。
いずれ息子夫婦が自分達の面倒を見てくれるのだからと
期待して両親は尽くしていた。
馬鹿にされた態度をとられても。
私は、最初から母に忠告していた。
母は話を全く聞いてくれなかった。
私の話は常にNOで、同じ事を弟が言うと、即YESだった。
息子は、老後のお世話をお願いしないといけない存在で、
喪主になってもらうのだからと
気を使って、丁寧に扱っていた。
仮に私が実家の近くに住んでいたとしても
私がシングルマザーみたいな状況でも、
両親は、私を助けなかったと思う。
むしろ、世間体の悪い娘はいないことにされたと思う。