「コロナで飲みに行く機会が減ってお金が手元に残る様になった」
と言っている人の話を昨日書いた。

飲み会の費用は、1カ月でかなりの額になっていたらしく
付き合いなので断りにくく、困っていたそうだ。

今は、そのお金で家族で外食できるし、
旅行にも行けるかも、とのこと。

かなりの飲み代。高給取りの方の様だ。

まともなお父さんなら、そういう発想になるんだよなあ。
と思った。

これが夫だったら、とすぐ想像してしまう。

家族で旅行なんて、絶対ありえない。
夫は独り占めする。
家族にはいつもお金が無いと演技する。
そして、さっさと使ってしまう。

子どもの給食費、学用品を出さなくてすむように
(出す位なら自分で使うという思い)手元にお金を残さない。

夫と同居していた頃は
「家族で旅行に行きたいなあ」
とよく口走っていた。
いかにも家族思いのパパのように。

失業していたり、転職したばかりの時、
旅行どころじゃない状況の時に限ってそんな事を言うのだ。

つまり、私に全部費用を出させるのが前提。
そう、結婚式、新婚旅行がそうであったように。
言い出すのは夫、「連れて行きたい」と言う。

いざとなると、言い訳をして払わない。
立て替えといてと誤魔化し、後は知らん顔。
今思えば、人にお金をださせるのは当たり前と思っている。

「自分の為に周りが奴隷になるのが当然だ」という歪んだ人格だから。
人には感謝しない、当然だと言うが、
自分や自分の親が出したお金については
しつこく、感謝を要求する。
こちらには関係ない自分が出すべきお金でも。
何故か、恩を着せ続ける。

「今旅行どころではないでしょ。しっかり働いてね」
と言う私の言葉を利用する。

「自分は、家族旅行に行こうと提案したが、妻が反対してできなかった。
家族から無責任だったと言われるのはおかしい」
と弁解に使うのだ。
前後の状況は言わず、自分を庇う為に。

仮に、私が、お金をだしていければラッキ―な訳で。

1人より、子どもと一緒に遊んだほうが楽しいのに。
自分の事しか頭に無いのが、親として理解できない。

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夫にとって、子どもの喜びは自分の幸せではないようだ。

こんなに目の前に沢山の幸せがあるのに、
わざわざ、捨てて何が楽しいのか。

まだ義両親が健在だった時、
夫の職場の人がこっそり教えてくれた。
「ご主人が言ってましたよ。会社をくびになってどうしようもなくなったら
実家に自分だけ帰って、親に食べさせてもらうから大丈夫なんだ」
と言ってたそうだ。

困ったら、妻子を捨てて自分だけ実家に帰って、親に面倒見てもらうのだと。

普段は、外面が良くて、家族の為にどんなこともすると
嘘ばかりついて、カッコつけているが
この相手には、本音が出た様だ。

それだけではなく、他の人にも
妻や人のお金をあてにする様な事を平気で言っていたそうだ。

その人たちは、私を可哀想にと憐れむ目で見ていた。
「どうしてこんな人と」
と言いかけて止めた人もいた。

夫は、今はもう親はいないし、妻子とも縁が薄くなってきたし
計算が狂ったことだろう。
心配なのは、矛先が子どもに行くこと。

大人になり、自立した子どもたちも、夫の事は、どこかおかしい、
サイコだと子どもの頃から感じていたらしく、気を付けている様だ。
少しは安心しているが、まだ油断できない。