自宅を二日しか留守していないのに
長く離れていた様な、
旅行に行った様な気分になった。

自宅がこんなに居心地が良いなんて。
弟といると、気分が暗くなるのは何故だろう。

そう言えば、母が、
「弟はいつも暗いし、話さないし、何か悩みを抱えている様に見える。
でも、あなたに会った時は、全然表情が違うし
良くしゃべるよね。笑顔が出るからほっとするわ。」
と話していたのを思い出した。

そうだっけ。全然気が付かなかった。

私が帰省することで
少しでも弟の気が晴れるなら良いけれど。
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おそらく、悩みを内に溜めるタイプで、
変なプライドからか、弱音を吐かない、人と揉めるのが嫌いなのだろう。

結婚してからは、
妻子が一番大切なのだろうが、だからこそ
家庭内の心配事は話さない。

後遺症なのか、ちょっとした事でまだ頬の麻痺がおこる様だ。 

私が弟に感じる、物事の捉え方のずれ、繊細なのに無神経、
なのに、異常に心配性なところ、
捉えどころのない性質。

今回、弟にイラッとしたけれど、
「心配しすぎて、余計な事を言った。申し訳ない」
と御詫びのラインがきた。

そういうところが、まだ救われるところ。
自分を見つめることは大事だと思う。