ふと思った。

次の年末年始のこと。

昨年はコロナでなければ私が帰省して
母の代わりに家事を手伝いたいと思った。
最後になる気がしていたから。
現実になってしまったけど。

年末には病気が悪化していたのだろう。
「体調が悪いから、年末もお正月も食べに来ないでね、料理も作る元気は無いから」
と、母が弟に言っていたにもかかわらず、夫婦は大晦日に訪れ母に無理をさせた。
手ぶらで何か差し入れする事も、手伝う事もなく、母の状態も無視して食べに来たという。

大晦日、具合悪い母は、早く休みたかった。
でも、弟夫婦はお客様気分で深夜までだらだらと座っており、
母は、気を使い無理して、お茶や食べ物を出したそうだ。

その数時間後に、体調悪化して病院に。
元日に入院、そのまま家で暮らすことは二度と無かった。
弟たちは、それでも自分らの行動に何も感じていない。

母は
「私が大病してもまだあの夫婦は、私を労わることはなかった。
これまでさんざん私を利用してきたのに、人の為には絶対動かないと決めてるようね。
最後まで無神経な気の利かない息子夫婦よね。」
と病院から電話で私に愚痴った。

これが私だったら、母から「来るなと言ったでしょ、帰って」とはっきり言われたと思う。
息子には甘い両親の自業自得なのだが、それでも酷い話だ。
母に優しくする人は近くに誰もいなかった訳だ。

私がやっと面会が許可された時、
背中をさすったり、手をマッサージしただけで
母は嬉しそうだった。
「ずっとそういうことをしてほしかったの。誰もしてくれない」
と言っていた。
もっともっと触れていたかったが、コロナ対策で20分しか会えなかった。
また来るねと言って、次の面会を楽しみにしていたのに
危篤になってしまった。
elly21515B1839_TP_V

父は1人になって、初めての年末年始だ。
喪中だから、静かに過ごせばいいのだろうが、
弟は父をほったらかしにするのだろうか。
まさか、いつも通りに夫婦で行って
父に接待させるつもりか?

父が慌てて、弁当を買いに行ったり、
寿司をとったりするのを当然のように二人で座って見ているだけだったりして?
どんなに部屋が汚れていても、掃除してあげることもない。
茶碗が洗ってなくても、放置して帰る2人。

以前私が注意したら、弟は理由にならない言い訳を必死でしていた。
今でも、何も変わらない。

あの世の母とお喋りができたらな。といつも思う。
母は毎日、父と弟の愚痴をこぼす事だろう。

弟夫婦は、私を母と同じ扱いにするだろう。
そう、自分達の手伝いさんと思っている。

葬儀の時に、そう感じてぞっとした。

弟嫁は、雑用は何もかも私にやらせ、自分はお客様よと堂々と座っていた。
手伝うどころか、お客様より先にお茶を飲んでいた。

見かねた斎場の人が、弟嫁に手伝うように声をかけても
「ばかみたい。何で私がお茶椀洗わないといけないの」
と言い、私がバタバタしているのを馬鹿にして笑っていた。

それを見て、無反応だったのは父と弟、
他の人全員は、呆れて茫然としていた。 
                       続く