仕事で車を運転することがある。

これまで、事故の経験は無いが、ヒヤリハット体験は何回かあった。
高速道路でひやっとした後は
2度と高速は走らないぞと思うほど怖かった。

昨日、思わず「アーッ」と声が出る様なヒヤリ体験をした。

片側1車線の国道を走っていた。
道路は狭く、歩道も無い。
両側には店舗や住宅が並ぶ。
歩行者は、ひやひやしながら歩いて行く。

なのでスピードを出せる道では無い。
目の前の信号の無い横断歩道に、子どもが立っていたので停車した。
反対側の車も気がついて停車。 
子どもが横断歩道を渡り終える頃、すぐ後ろから老夫婦が歩いて来た。
車が停まっているのを見て、
急いで横断歩道を渡り始めた。

誰が見ても、目の前の歩行者は見える。

だから、反対側の車も老夫婦が渡り終えるのを待つと誰もが思ったはず。

奥さんの方が先に小走りで渡っていたのだが、
反対側の車が発進したのだ。
この時「アーッ」と思わず声がでた。

歩行者の奥さんの方は、車が動き出したことに気が付いていない。
ノロノロと動き出した車にまさに接触寸前。
ご主人が慌てて「止まれ」と叫んでいた。
奥さんは、(車は当然自分が見えていて、動くはずがない)
と信じている様子で、笑顔で後ろを振り返り
「何言ってんの?」ときょとん。

運転手の顔を見ると、これもまた笑顔で
後ろの座席の人とお喋り中なのか、
心ここにあらずと言う感じ。

渡り終えた子どもの事しか頭に無く、
もう誰も来ないという思いこみなのか、
目の前の人が見えていない様子。

たまたま、スピードを出せない道路だったから
発進がノロノロだったので、
歩行者の奥さんが、車が動いた事に気が付き
服をかすった位で止まり、
同時に、運転手もやっと気が付いて停止した。

もし車が、普通に勢いよく発進していて、
歩行者もご主人が声をかけて止めなかったら、バン!と跳ねていた事だろう。
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反対側の私の車が停止したまま動かない事に気が付けば、
まだ、歩行者が来るのかな?と予想できたかもしれない。

いくら横断歩道でも、よく見ずに
車が動いている事に気が付かず渡ろうとした奥さんも
不注意だったかもしれないが、
目の前にいる歩行者が目に入っているのに、
思いこみのせいで見えていなかった運転手。

両方共、注意散漫だったかも。
事故が起きたら、絶対的に車が悪いのだが。

以前も、目の前にボールが転がってきて、
停止したら子どもが走って来た。
反対側の車にはねられそうになり、
ひやっとしたことがあった。
まるで研修の動画そのものの場面だった。

歩行者になる時も、運転手になる時も、
しつこく疑ってかかる位がちょうど良いかもしれない。

自分も、考え事をしながらとか、
慣れた道で漫然と運転したり、
同乗者と話をしていたりすると
同じ不注意な事をする可能性はある。
話し込んでいて、道を間違う事も多い。

これまで、無事故でこれたのは
たまたま運が良かっただけ。
運転が上手、下手、好き、嫌い関係なく
事故は起こる場合があると思う。

たまにヒヤリハット体験をした方が
気を引き締めることができて良いかもしれない。
自分は、ぞっとしていつまでも引きずる方なので
運転がしばらく怖くなる。
あと何年運転できるだろうか。

恐がりだから、早めに免許返納するかも?