もし、あの時、私のお迎えが遅くなり、
猛暑の日で、エアコンもついていなく、
窓も閉められ、鍵のかけられた部屋に閉じ込められた子が、
お迎えの時に部屋でぐったりしていたら?
園はどう責任をとったのか。何て言い訳しただろう。
あのバス事件の園長みたいに
「部屋から出たと思い込んで鍵をしめた」
と言ったかな。いや、あの部屋は、
我が子のクラスの部屋じゃなかったし、
絶対いるはずのない場所だった。
捜査が入れば、40代のこの先生は証言してくれたかなとか
色々想像してしまう。
そんな体験をしたから、
登園バスの中で亡くなった子どもさんの事件を思うと
他人事には思えないし、園が真実を話しているかどうかも疑う。
こういう事故が起こるたびに、
過去の嫌な思い出が甦る。
介護、保育の業界の給与が低く、
人材不足による職員の精神、肉体的な疲労も
虐待や事故の要因の一つかもと言われる。
下の子の園の先生方は、公務員であり
収入は安定しており、残業もなく、時間外はパートさんを雇っていて、
公立なだけあって経営の危機感も無く、それは理由にはならない。
全て、個人の体験に基づく想像に過ぎないが
これを書く事で、私の親としての心の痛みもこれで成仏させられたかなと思う。

子育て中には、感動したり楽しい事も多いが
自分のやり方に対して後悔することや
不安、焦り、などなど心を痛める事も多かった気がする。
ついカッとなって叱った後など
後悔して落ち込む事も多かった。
夫や仕事のことで、ついイライラして八つ当たりしてしまう。
それだけは、気を付けようと思っていても
未熟な自分ではなかなか難しかった。
それも今となれば、完璧な親なんていないし
皆そうやって奮闘している。
悩んだり、怒ったり、泣いたり~それが当たり前なのだ、
子育ては自分育てなんだなと感じた。
子どもには、自分を育ててくれてありがとう、
色んな思い出を残してくれて
ありがとうと言える年齢になった。