夫が、よく口にする言葉
「親が親なら子も子だ」
「どんな躾けをしているのか。親がろくでもない」
と、すぐに人をけなしたがる。
まるで、自分は立派に育った常識人と言わんばかりに。
本人はそう思っているのだろう。

夫の母親が、嫁達に言った言葉
「息子が仕事に失敗したら、嫁のせいだから」
「女はいつも愛想よくしないと、夫の為に」
「男の稼ぎの良し悪しは嫁しだい」
などなど、息子の失敗は全て嫁のせいだそうで。
息子の成功は、親の育て方と本人の才能と努力のおかげだそうだ。

そういう考えの中で育てば、しかも母親が一番正しいと信じていたら
教祖様みたいに、何でもそうだそうだと賛同し、愛情を得る努力をし、
世間には通じないのに、
母の教えが絶対と言い張る人間ができあがった。

反発されても、おかしいのは他人となる。
「普通はさあ、~なのに、あの人おかしいよ」
「普通は」が口癖、
自分が一番普通じゃないのに。
聞くところによると、自己愛の人に「普通は~」にこだわる人が多いらしい。
夫の言う「普通」は、母親が唱えた自分に都合のよい話。

自分はまともと思っているし、まともな人をおかしいと言う。

だから、こんな人に構わないで離れるのが一番だ。
私も同居中は、夫が人に迷惑をかけるので
何度か忠告とかしてきたが、通じなかった。
それどころか、自分が注意されたことを根に持ち、
後から誰かに復讐してしまう。

例えば「ゴミはゴミ箱に捨てる事」と私が言ったとする。
道路にポイ捨てした夫は、自分は悪くないと言い訳を始める。
でも、どっちみち、捨てたゴミを拾ってゴミ箱に捨てるという行為は
夫にとって、反省ではなく、屈辱の記憶になるらしい。

で、その後、誰かに
「最近の若い奴はだめだ。ごみをゴミ箱に捨てることもしない。
道徳心がない。僕が子どもの時は、きちんと躾けられたから、そんな事はありえなかった。
親はどんな躾けをしているんだ。全く。」
と説教をする。(私から見ればお前がいうかだ、嘘つき、となるが。)

誰かに自分を投影し、復讐し、すっきりするのだ。
病んでいるのか、幼児期からの何かがおかしかったのか、
一見そんな人に見えないので
次々と騙される人がいるが、ボロはすぐに出る。

姑は、トラブルが多かった。
悪いのは全て他人だと言っていた。

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夫が、母親のおかしさに気が付く瞬間もあった。
でも、またすぐ母は正しいと言い出した。
母親に、自分の仕事の邪魔をされても、
人間関係をかき回されても、
「お袋に怒られたくないし、いう事をきけば間違いないから」
と言って、黙っていた。

そう言えば、嫁には全ての責任はあなたにあると言いながら
息子の不祥事、トラブル、妻子への無責任さからは逃げていた。
私は関係ない、育て方は関係ない、
と知らん顔だった。むしろ、生活費のかかる家族がいるせいよ、
妻子が居なけりゃ良かったのよと言い出した。

これだから、夫が変わるはずがない。
親がいなくなった今、
夫の中では、親は神様みたいに理想化され、
自分の中だけなら自由だが、
それを世間に押し付けつつあるのが恐怖だ。

気楽な環境に長くいるからか。
だんだん、頑固な夫にブレーキをかける人がいなくなり
狂っていくのかも。

私の父が元気なうちは、
このまま様子を見ていくが、父がいなくなった時に
決断しようかなと考えて居る。