夫は、過去の失敗を成功の歴史に塗りかえていく。

クビになった事を、ヘッドハンティングされた、とか
この会社に未来は無い、すぐに倒産しそうだし、
自分の能力にあわないレベルが低い会社だから 辞めてやったとか、
世話になった事を感謝する事も、
自分が迷惑かけたことの反省も無く、真逆の理由を言う。

就職活動で、自己アピールするのは良いと思う。
プラス思考も良いと思う。
誰でも、就活で、わざわざ都合の悪いことや、本音は言わないだろう。

夫の場合、就職活動だけの事では無く、
本人が本当にそう思い込んでしまっている。

自分は悪いと思っていないから、また同じ事を繰り返す。

転職してしばらくすると
あんなに前の職場をけなしていたのに、
「前の会社はちゃんとしていた、前の会社は良かった。
今の会社はダメだから、自分が前いた会社のやり方を真似するべきだ」
と言い出す癖がある。

転職をそうやって何回も繰り返す。

自分がどんなに嫌っていた人も
どんな失敗も、けなしていた事も、
過去の事になると、美談に変える。

だから、夫の口癖は「昔が良かった」だ。

現実に満足できず、常に不満を持ち、
かと言って、努力はしない。
周りが変わる事ばかり、期待している。

前が良かったと言い続けているうちに
今では、一番最初の会社が良かったと、一周回って最初に戻った様子(笑)


人生では、子どもの時が良かった、という事に落ち着いている(笑)

人を利用し、搾取し、責任を押し付けてきた人だから、
失敗から学ばず、何が幸せなのかわからず、
自分の事しか大事にしてこなかったから
何も残っていない。
それでも、「そのうち、いつか」と言い続け
自分は人の上に立ち、大金持ちになれると思っている。

子どもの頃なら、責任も無く、親に頼れば良かったから
それが一番夫にとって、良い時期だったのだろう。

口先では、
「責任とは」「子育てとは」「仕事で成功するとは」とか、
他人に説教をするのだから、信じられない。
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そういえば、子どもが小学生の時、
クラスメイトの中に、お母さんに先生へのクレームを毎日言わせる子がいた。

その子は、先生が嫌いだから学校に行きたくないと
毎日、先生の粗を探して、お母さんに言うのだ。

お母さんは、先生に「我が子が不登校になったら
あなたのせいよ、訴えてやる」と言い、
我が子を特別扱いする様に、要求していた。

クレームの内容は
「先生のおはようの言い方が雑だった」とか、
「もっと自分に丁寧に接しろ」とかのレベル。

家では、お母さんは子どもの奴隷状態だったそうだ。

先生は神経を使って接していて、学年が変わると
強気のベテランの先生が担任になった。

担任が変わっても、この先生は嫌だ、おかしいと
親子の異常さはかわらない。

その代わり「前の先生は良かった」と言い出す。
あんなに嫌っていたはずの前の担任に
連絡をし、親子で食事に誘ったりしていた。
まるで、過去のクレームを無かったことにするかのように。

「うちの子、離れると、前の先生が好きと言い出すの。
いつも、今の先生が嫌いになるみたい」
とお母さんは笑って話していた。

子どもの場合は、親子関係に問題ありかもしれないが
”現在の状況が常に不満で、過ぎたことは美化する”という点では夫に似ている。

そんな人は
気が付いたら、文句ばかり言う生活を繰り返し、
楽しい思い出、幸せを感じた記憶も残らず、寂しい人生で終わってしまいそうだ。