父が、母の形見分けもせず、
母の物を全て勝手に捨てようとしていると
弟が心配していた。
母の物だけでなく、皆の物も。
自分が必要としない物は全て邪魔だと。

母は、自分の大事な思い出の品、着物や貴重品は
全て私に残すつもりだと言っていた。
だから、片付けは私にやってほしいと言っていた。

弟に絶対持って行かれたくないという気持ちもあってだ。

私は、近いうち、と言っても来月以降になるだろうが、
父の留守の時に、母の形見を探しに行こうと思っている。
それが母の遺言でもある。
忘れ物もあるので取りに行きたい。

父に、母の希望だから私に任せてと言ったところで無視されるのはわかっている。

まだこれから孫たちが泊まる事もあるのに
いずれ父がいなくなったら(私や?)誰かが住むかもしれないのに。

自分が使う布団以外、全部邪魔だ、何のためにこんな布団があるのかと
言っているそうだ。

もう誰も泊まらせないつもりか?
この前の感じだとそんな気がする。
そんな嫌な爺さんには、誰も寄り付かなくなるし
自分が孤独になっていくだけなのに、
こんな寂しい老後は嫌だなあ。
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母が生前、父に片付けを頼んでも無視され、
父は、家の中の事に関心を示さなかった。
父は倒壊寸前の祖父の空き家に執着していた。

1人になった途端、無関心だった自分の家にも執着し始めた。
勝手なものだ。
こんな風に突然何もかも自分の物だ、触るなと執着が強くなるなんて
母も予想もしていなかったと思う。

弟は、待ってくれ、自分達で形見分けをしたいから、とか
布団は、まだ皆が使うよとか、
何も父に言えない。情けない。
父に言い返されるのが怖いのだ。

弟の異常な弱さ。中年のおじさんになってもこれ。
だから嫁さんにも何も言えず、言いなりなのだろう。

人から怒鳴られる、反対意見を言われるのが怖い様だ。

で、心配になったのが
母の着物、貴重品だけを、弟が自分の家に持って行こうかと言い出した。

急に「宝石とかどこにあったっけ?」と聞いてきた。
                        続く