弟から何回か着信がきていた。

父に何かあった?と思ったが違った。

たいした用事では無かったが、久しぶりに長電話になった。
弟はそもそも長電話をする方では無かった。
母と私に長電話をするなと注意していたほどだ。
(奥さんには何も言わず(′∀`))

最近は、電話で私と色々話す様になってきた。
私も、母からぱたっと電話が来なくなった後で、
身内から電話がくると嬉しいものがある。

母がいなくなり、父がおかしくなってきて、
弟のストレスも益々溜まり続けている様だ。

父の様子は、こちらから聞かないと話して来ない。
まめに世話をしないことを批判されるとでも思っているのか。
今更だろう。
最近、更に父を避けて、数日置きにしか顔を見に行かないそうだ。

以前の父のままなら、心配で手伝いに帰りたかったが
もうここまできたら、放っておくしかない。
父の希望なんだし、後は自業自得だろう。

どんなに心配して大事にしても、全部悪意にとられる。
母から聞いていた父の話が、今更だが、これだったのかとしみじみわかる。
娘であっても、実家の事を「俺の家だ、勝手に触るな、泊まるな」と言い出した。
認知症も当然あるが、日常生活を1人で何とかやっていけているので逆に困る。
もっとおかしな言動があれば
病院で診察受けて、それなりに対応できるのに。
認知症というより、元来の本質が露わになっただけと思う。

脳の老化で、理性が無くなって来たのだろう。
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昨日、古い手紙を処分していて、母の手紙を見つけた。
それを読んで、そのことを確信した。
手紙には

「外に激しい運動をしに行く父を心配して、気を付けて、無理しないでと声をかけただけで、
うるさい、俺の楽しみを邪魔する気か、お前は俺を不快にする事ばかり言う、
文句があるなら出ていけ、と異常に悪意にとられ、暴言を吐かれた。いつもこんなで困っている」

と愚痴が書いてあった。これは、だいぶ前の話だから認知症は関係ない。

「黙って言いなりになれ」「ハイ以外は言うな。」と常に母に言っていたという。
母の人権は無視だった。

母は、私に長年父の裏の顔を愚痴り、
私も聞いてあげてはいたが、
父親としては、夫に比べると強い責任感があり、
給料は全て母に渡し、贅沢もせず、育ててくれたという面だけでも
私は感謝していた。
母に対してのみ見せる裏の顔、
自分は父と接触する機会もないし、
夫婦間の事で、私には関係ないと思っていた。

自分が結婚してからも、夫と父とのDVパターンが違ったので、
父の方が全然ましだと思った。
経済的には母は安心して生活していた。

そこが、私には贅沢に思えた。

以前の父は、表の顔がほとんどで、裏の顔は母の前だけ。
だから、母の訴えは弟は信じていなかった。
今でも、どこか父の表の面を信じている。

今、老化のせいもあり、裏の顔が一気に噴き出し、
表の顔がほとんど無くなり、
どう接してよいのか戸惑っている風だ。

男尊女卑もあり、私は父の裏を長い間知っていたし
父に言いたい事を言えるが
ずっと大事にされ、母も綺麗事しか弟には見せて来なかったので
ある意味、弟は「親は立派である。反抗するな。」と
洗脳されたままなのだ。

父に意見を言えないのだ。
闘うことが嫌い、意見の言い合いが嫌いなのだ。


こんな家庭環境だったから
私は自己愛のターゲットにされる人間になったと思う。
弟も同じ?

父の黙っていう事を聞け、という母へのDVを
母を通じて子どもの時から圧力を受けて育ったから
自分を抑えることが美徳のような間違った洗脳をされた。

今更遅い。
親の育て方、人格というのは子の人生まで影響する。

それを思うと夫が出て行ったことは許せないが、
子にとってはとても良かったとつくづく思う。

我が家の夫が不在である事で、子ども達に悪影響は何も無かったと思う。
むしろ、夫が不在だった事で、子供たちの精神は守られたと思う。

両親が揃っていれば良いと言うものでは無い。

子どもにとって、害になる親ならいない方がましだ。
だから、もっと社会は、皆で子ども達を守ってあげなきゃいけないと思う。