四九日も終わり、
やっと涙もでなくなったところに
親族二人から、手紙が届いた。

香典返しのお礼も兼ねての内容だったが、
コロナで面会もできず、葬儀にも来れなかったので、
遠くから心配してくれていた。

私が母を1人で看取ったことや、
父との確執も、もしかすると噂が流れているかもしれない。

手紙を読んで、また色々思い出してしまった。

車で外出する時も、母が後ろに乗っている気がして、
買物中も、母が横にいて、
お喋りしている声が聞こえてくる様だ。

良く考えると、
今私が思う母は、現実の母の姿と違う。
 亡くなる直前の理想の母だ。

あの時の理想の母が一緒に居る気がする。
心配して時々私の様子を見に来ている気がする。

成仏してくれていると思いたいし、
心配をかけたくない。

子どもの時に、お母さんが亡くなった友人もいるというのに、
自分はいい歳して、いつまでもこんな風で良いのかと思う。

コロナの影響が大きかったのかなあ。

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母がくれた昨年末の手紙には
「この1年で、すっかり歳をとりました。コロナのせいかもしれません」
とあった。字もいつもと違い、乱れていた。

この直後に入院し、今思えば、
その手紙を書いた約3カ月後に亡くなるなんて
誰も予想していなかった。

おそらく、母の病気はこの時すでに再発し、
進行していたのだろう。
「だるい、きつい」「食欲が無くなった」と電話で言っていた。

そんな母を父は怒鳴りつけ、家から追い出そうとした。
弟夫婦も何も手伝わず、
母は、最期までかなり無理して動いていたと思う。
父へのストレスとコロナがなければ、
母は再発しなかったかもしれないと思ってしまう。

入院前日の大晦日まで、お客様状態で、母に接待させた弟夫婦。

コロナで無ければ、大晦日の家事を私が手伝い、
年末年始を実家で過ごしたかった。

母が何もしなくていいように
私が全てやってあげたかった。
当時、その話は母にした。
コロナのせいで、手伝いに行けないのが残念だと。

その気持ちを話せただけでも良かったと思っている。

父が1人ならそうはいかない。
私の気持ちは通じない。

いなくなった後の父との問題があるから
悲しいのだと思う。

今年の大晦日はどうするつもりだろう。

弟夫婦は、これまで一度も実家の家事を手伝った事は無い。
嫌な事は絶対しないという夫婦。
さて、父の為に何をするだろうか。

そんな娘の心配も、父には通じない。
心配するだけ無駄だ。お節介と言われるだけ。

今の父と弟嫁を思い浮かべるだけで、不愉快になってくる。

母がいたから幸せだったということ、
全てを支えて貰っていたということ、
ぎりぎりまで、弱った母を助けず、
苦しめた事をうんと思い知ってほしい。