気が滅入る時間がまだある。
でも、母が入院中の時よりは心は重くない。

アレクサで好きな音楽を聞いたり
ネットフリックスで映画をみたり
あえて遠くの店に買い物に行ったりして
気を紛らす日々。

原因は、やはり父との確執だと思う。
葬儀のあと、きちんと手伝いをして
実家を掃除、片付けて今後の法事の予定なども話して、
父の世話に、定期的に通う約束をして
納得して帰宅していたら、
今頃心はすっきりしていただろう。

父にまだ会いたくない。

先日父と弟に送った自作の”母の思い出DVD”を見て
父は泣いたそうだ。 
少しでも、まだ人間らしさと母への想いが残っていた事に安堵する。

今頃、父は少しづつ
自分の考えの甘さに気が付いているのではないか。

前にも書いたが、葬儀の日に
「1人暮らしは大丈夫、気楽にすごせるからいい。
食事の世話をしようなんて迷惑だ。邪魔だ。出ていけ。」
と言った老害父だったが、

今までは”母が必ず元気になって帰っていた”事を忘れている。
母は、退院した後、どんなに体調が悪くても、
1人暮らしで栄養不足になってた父の為に食事を作ってきたので、
父はすぐに回復し、元気だった。
しかも、母に暴言を吐き、ストレス発散していたし、
それが当たり前になっていて、
自分は1人でもちゃんと元気にやっていけると思い込んだ。

永遠の1人暮らしの経験はしていないのに。

もう母は帰らない。
もう父の為に食事を作らない。
父の栄養状態は回復しない。それをわかっていない。

だから、これからは、私が
定期的に通うつもりだった。

そろそろ、体力、気力の限界がきているのではないか。
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自分の事はできると言い、確かに
洗濯やゴミ捨てはちゃんとしていた。
食事は人に作ってもらいたくない、自分の好きにしたいと
怒鳴っていたが、今は、ご飯を作る気力も無いのではないか。

そろそろ、貧血状態になっているかも。

弟は、惣菜やパンなどを時々、持って行っているらしい。

私のように、3食きちんと作って食べさせようなんてことは
最初からしないし、迷惑だ事件以来、益々、嫌う様になった。

父の自業自得である。

施設に入るのは、母の法事が色々終わるまでは無理だろう。

その前に倒れそうな気がする。

弟に、高齢者むけのお弁当配達屋さんを探して父に申し込ませてはどうかと
話したが、こういう事をやりたがらないのが弟だ。

反対なら、毎食世話したらどう?
あなたは私と違ってあてにされているのよ。
と言いたくなった。

すぐ近くに息子夫婦がいるのに、
毎日時間を持て余しているのに
実家は掃除もされておらず(おそらく私が帰った日から)
そんな環境で、栄養失調で父が倒れても平気なのかと思ってしまう。
弟のすることには、父は迷惑どころか有り難いというだろう。
したくてもできない私とは立場が違う。
私と父の件で
お嫁さんが何もしないことを弟はうまく誤魔化せたつもりだろう。
もう、どうでもいいけど。

一生懸命心配している血のつながった子が嫌われ、
心配もしない冷たい人の方が、しかも同じ女性なのに差別されず、
大事にされるとは馬鹿らしくて考えたくも無い。

母が一番心配していたことが
あまりに早く起こりつつある。

まあ、私は離れていることだし
どうしようもないので
考えない様にしよう。