今頃になって
自分の記憶がおかしくなっていることに気が付く。

母が危篤と言われた頃から
最近まで、心がどこかに行っていた。

元日に、弟からの連絡で
母が入院したこと、その後の医師の話を聞いて
愕然としたこと。
でも、元気な母の声をきくと
とても信じられず、奇跡が起こると信じていた事。

あの頃から、ずーっと心の中に、
重い、悲しい引っかかるものがいつもあった。

今はポンとそれが無くなり、軽くなっている。

でも、まだ何かひっかかっている。

母が近くに居る気がする。

そんな事を考えて居ると
危篤と言われたあの頃から
自分の行動の時系列、記憶が曖昧になっている。

いったいいつから病室に泊まっていたのか、
あの時から自分はどこで何をしていたのか。

当時、自分がうった家族へのラインや
ブログなどを見て
ああ、そうだったのか、と思い出す。

母と二人きりで薄暗い部屋にいて
最期を自分1人が看取ったシーンが強烈で
霊的に凄く美しく、幸せに満ち溢れていた。
何だろう、母から私への最高の贈り物だったと思う。

その体験が強烈で、
その前後の記憶を上書きした様だ。

それと、父への怒りが強すぎた事も原因だろう。

実家にいた時の方がストレスの連続で
熟睡もできていなかったのに
健康そのもの、徹夜でも全く疲労を感じなかった。
気を張っていたのだろう。
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帰宅したら、毎日爆睡。
でも、体調は肩こりや頭痛や気分の悪さが襲う。

しばらくは、こんな調子だろうなあ。

荷を降ろした後の方が
危ないから気をつけないといけないみたいだ。

父がいる時に実家に帰る気にはなれない。

1人でやっていけるなら
私がいても、自分でやったらいいのに
弟も同じだが
私が帰ると
母の代理と決めつけている。
母と同じことをやるだろうと
全てを押し付けて来る。

やらせといて、最後は迷惑だの邪魔だのと言う。

もう2度と父の顔は見たくない。

49日も初盆も行かないつもり。
自分の家でやる。

母もわかってくれるだろう。
コロナ禍だしね。