父や弟と濃厚接触しない様に神経を使う生活。
帰省してから2週間が過ぎた。
何とか、母との面会がかないそうだ。


できれば一晩付き添いたいが許可がでるかどうか。
許可を得られるならそばにいて
背中をさすったり、手を握りたい。
ずっと孤独で、苦しさ、辛さを耐えて来た母。

昨夜、父のお金についての話をやんわりと母に伝え
母の指示を仰いだ。

父を落ち着かせる為にこうしてみたらと母からアドバイス。

こういう父の嫌な面は見たくなかった。
典型的なモラハラ、DVだ。
母を働かせず、自由なお金を作らせず
仮に母が仕事をしていたとしても
家事をしっかりやることが条件だったろう。

女は劣っている。夫の言いなりになるべきだと
脅して母をコントロールしてきた父。
子どもの時は、父の事は良くわからず、
母から永遠と愚痴をきくだけだった。

今、これまでの母の苦労が良くわかる。

弟の嫁さんなんて
父から見ればとんでもない女性じゃないか。

嫁さんにも説教したらどうだ。

何も言えず、ペコペコしているくせに
母には威張り散らす。
結局、相手によって態度をかえ、計算で差別しているだけ。
私には言いたい放題いっても
弟には、男で後継ぎ、世話になるからと何も言わない。

妻をお金で縛りつけようとするのは夫も同じだが、

夫は逆のパターンで、もっと馬鹿っぽい。

お金を渡さなければ、しがみつくだろうという
愚かな考えは、流石に父には無い。
夫は扶養もしないで、ほらをふいたり、脅したり、
おだてたりして家族をキープしようとするのは
馬鹿としか言いようが無い。
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父の場合は典型的な昭和の頑固おやじ。

しかし、皮肉な話だ。

そんな父の最も嫌うタイプの女性が息子の嫁さんだったとは。

父の嫌な面を嫌う弟は
奥さんの性質と自分の狡さを父のせいにして誤魔化す。
それとこれは話は別。

母が「人生の終わりになって、嫌な事が色々出て来るね。嫌になるわ」と
言う。そして「あなたが帰ってきてから、自分のもやもやがすっきり晴れて来た。
悩んできた事があなたによって、次々と解決された感じ。帰って来てくれて良かった」
と感謝してくれた。

父と弟のお金の問題が露わになったが、どうにか落ち着いた。
父を世話せず、放置していた弟夫婦のことも、
とりあえず、私がいる間は父の事は安心だろう。
母の部屋の片づけや、弟にはわかりにくい下着の買い物など
なかなか動かない、弟達に比べれば、動きが早いという事だろう。

最後に和解というか、良い形で話ができて良かった。
もっともっと、生きてほしい。