最近、ネットフリックスで、「ゴッサム」というアメリカドラマを見ている。
ゴッサムと言えば、そう、バットマンシリーズのあのゴッサムシティのこと。
ドラマ「ゴッサム」は、若き日の刑事ジェームズ、ゴードンと
少年期のブルース、ウェインを描いている。
海外ドラマは見始めると、連続して見てしまうので
後から襲う眼精疲労と寝不足と肩こりに悩む事になる。
だから、最近は控えめにしていたが
面白くてつい、やめれなくなる。
バットマンシリーズは、はるか昔?の頃より、
バットマンビギンズ、のあたりから
好きになった。
何が好きかというと
暴力で荒れ果てた街の映像美。
政治家も警察もマフィアと手を組み、
治安も最悪、貧しく、弱い者達が犠牲になって
荒れ果ててどうしようもない街。ゴッサム。
画面は暗めで、夜景シーンが多い。
荒れた都会の街並みが
私には芸術的に見える。
映画やドラマだからであって
現実では無いから美しいのだ。

昨年ヒットした映画「ジョーカー」のラストの方で、
トーマス、ウェイン夫婦が殺されたが、
ドラマはその後の話を描いている。
あくまで、ゴードンの目線で描かれ
ジョーカーも、バットマンもでてこない。
映画「ジョーカー」の映像美もとても好きだった。
色彩豊かな芸術作品を見ているようだった。
暴力、荒廃を表した作品なのに
グロさよりも美しさに感動した。
「ゴッサム」「ジョーカー」の描く世界に
今の日本は近づいて来てるんじゃないかと
感じたりする。