だいぶ前の話。
夫は仕事を転々とし、引越しを続け
私や実家から多額のお金を騙し取り、
使い果たした後、逃走した。
私は、慣れない土地で、近くに助けを求める人もおらず、
子育てと仕事と家事と精一杯だった。
夫は1人遠くでお気楽な生活を始めたが
私や私の実家、世間からの非難を避けようと
先回りして自己弁護の嘘を言いふらしていた。
自分でつく嘘に自分が騙され
真実だと思い込んでしまう夫。
その嘘の一つは
「妻が贅沢好きで、浪費家である」
「生活費をすぐ使いこみ、足りないと催促する」
「いくら稼いでもどんどん使われる」
「だから、少しでも稼ぎの良い仕事を探して単身赴任した」
という内容だったことを後で知った。
「??何を言ってるんだろう、
それは夫自身に言えることで、
私には全くあたらず、苦情を言いたいのはこっち。」
と怒りが沸いた。
夫は、子どもが進入学する時になると
喜ぶどころか、嫌がらせをしてきた。
「俺様は貧乏だからだす金は無いよ。
入学したからといって、あてにするなよ」と言う。
それでも親か?と呆れた。

入学式の最中にも、夫からメールがきて
「金をあてにするなよ。破産するからな」
とか
運動会の途中には
「借金まみれで、これ以上借りえないよ。あてにするな。
そっちに催促いくかもしれないぞ」
と、脅してきたこともある。
子どもが寂しくないよう、私が色々お祝いしたり、
盛り上げていると、わざと水をさしてくるのだ。
なにが「妻が贅沢」だ。
最低限の生活費も渡さないくせに。
その妻の稼ぎをあてにしていたくせに。
子どもの貯金まで狙ったくせに。
贅沢させてから嘘を言えばいい。
やぶへびになるだけなのに
みっともない行動をして、恥かしくないのだろうか。
今でも思う。
続く