あだ名禁止の小学校が増えてきたとか。

本人が嫌がり、虐めに繋がるあだ名は禁止した方が良いのだろうが、
自分の記憶では、あだ名で呼ぶのは親しみの表れで
つけてもらうと嬉しかった記憶がある。

いじめや悪口で、酷い名前をつけるのは
それはすでにあだ名とは言えないだろう。

この件で思い出した事件がある。

子どもが小学5年生の時だったか、
50代半ばの男性教師が担任になった。

ある日の休み時間に、B君が、廊下を通った友達と目が合い
「よお!Aコウ!」
と 声をかけて、お互いに手を振り合った。

すると、たまたまそれを見た担任は
「コラ!そんなあだ名で呼ぶな!」
と怒鳴り、B君に突然つかみかかった。

訳のわからないB君は、
びっくりしてただ固まっていた。

それを反抗したと誤解した担任は
更に激高し、柔道技をかけ、
倒れたB君を首をつかんで起こし、
ロッカーに押し付け、首を絞めた。

「お前は、軽い気持ちでつけたかもしれないが
言われて嫌な思いをする人もいるんだぞ!オラ!」
と怒鳴った。

まわりの、子どもたちは
先生が怒る理由がわからないので
先生がふざけているのだろうと思い、
笑っていた。

ところが、B君がロッカーに背中を押しつけられたまま
先生に首を絞められて
苦しそうに唸り始めた頃には
これは、おかしい、やばい、と
恐怖で皆凍り付いたという。

そこで
誰かが「先生、それは違うよ!」
と叫んで、担任は、はっと我に返った。

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「Aコウ」
というあだ名に異常に反応した担任。

どうやら「エテ公」と言う言葉と重なったらしい。

今時、エテ公なんて誰も使わないし、
ましてや子ども達は意味も知らないだろう。

「Aコウ」は、この子の名前が「A山 コウ樹」君で
単純に、名前を略しただけのあだ名。

しかも、B君が付けた訳ではなく
小さい時から、皆からそうよばれており、
本人もお気に入りの親しみあるあだ名だった。

そういう話を
クラスの皆で、担任に説明し、
誤解は解けた。
担任は謝ったが
それで終わるはずが無い。

当然、B君の親は校長に怒鳴り込み、
「突然キレて暴力をふるう先生だ」と
噂が学校中に広まった。
B君は、ショックで登校できなくなった。

「Aコウ」君のママも
「こっちが嫌がってる訳でも
相談してる訳でもないのに
うちの子のあだ名がきっかけで
B君が傷ついたのは
こっちも迷惑な話だわ」
と戸惑っていた。

この教師の性格に問題があると思うが
そういう人は結構いる。
50過ぎてもまだそんな事をするのだから
「カッとなって暴力をふるう」病気だ。

あだ名を禁止すれば虐めが無くなるとは
思えないが、
あだ名があることで
より仲良くなることも多いと思う。

何でも、禁止して縛りつけ、
軍隊みたいな場所にならないよう
もう一度、学校の在り方を
考え直す時期が来ているのではないだろうか。