「おカネの切れ目が恋のはじまり」
三浦春馬君の最後の仕事となったドラマ。

昨日最終回だった。

本来、これから物語が盛り上がっていくはずだったが
4回で終わってしまった。

内容は、恋愛コメデイなので
春馬君はいつも笑顔で優しいキャラクターを演じている。
それに反して、彼の顔がやつれていくのが気になってくる。

笑顔の多いほのぼのとしたドラマで
見ている方はほっとするというか
良いドラマでよかったと思うが
何か悩んでいたなら、彼にとっては
笑顔が辛かったのかもしれない。

最終回は、亡くなった後に脚本を変更して制作、
春馬君を追悼する様な内容になっていた。


急に春馬君(の役)がふらっと家を出て行き、
行方不明という前提で始まった。

彼がいつも着ていた衣装のジャケットを
ドラマの中の母親(キムラ緑子)がハンガーにかけて
「いつだって、ファンだからね」とジャケットを触りながら声をかけたり、
父親(草刈正雄)の「人を笑顔にする才能を持ってた。あいつはあいつのままでいい」
と息子への想いを語るシーンは、三浦春馬へ捧げる言葉そのもの。

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ラストシーンは、彼に会いたい、寂しいと思うヒロイン(松岡茉優)の元へ
彼がふらっと帰ってきたと思わせる演出で終わった。

戻って来た彼の顔を見て
微笑む彼女の表情でドラマは終わった。
涙、涙の最後だった。

悲しみの中、涙をこらえて演じていたのだろう。

最後の共演が松岡茉優で良かったと思った。

でも、ファンの間では、
色々彼の死についてざわざわしている様だ。

発表された内容を認めたくない心理もあるだろうが、
この件で、「ガスライティング」という言葉を知った。