母の近所付き合いが大変だった話。

病気に関しても、見栄をはる?みたいな事を聞いて
驚いた。

仲の良いご近所さんは数人おられたが
亡くなったり、病気になられて
今は、2人の方と親しくしているようだ。

1人は、道をはさんで隣だが
以前そこの御主人がうちの実家を覗いていた。

こっちからは丸見えなのに
本人は見えていないと思ったのだろう。

母に伝えると
笑って気にしていなかった。

気にするところがずれている?

覗いていたご主人は、
病気が悪化してその後
亡くなられた。

母は、近年まで
大きな病気もすることはなく
元気だったが、
若い時から足が悪く、治療に長く通っていた。

それを、近所の仲良しさんは
何かにつけ
「私は、どこも悪い所が無いのよ。
病院なんて通う事も無いわ。」
と母に対して自慢していたそうだ。


それが母は、気に入らなくて
「馬鹿にされてる。私の方があなたより健康よ。
とマウントとられるのが悔しい」と愚痴っていた。

ところが、健康自慢のそのご近所さんが
脳梗塞を起こされた。

幸い軽く、すぐに回復されて良かった。
今は自宅でお1人暮らしだが
不安なので、何かあると母に助けを求めてこられるそう。

母は、人助けは献身的にやるタイプなので
お互い助け合い、今は順調な付き合いができているはずだ。

が、どこかで母が
「あの人、病気の人を馬鹿にしていたけど
自分だって病気になったじゃないの。
これで人の気持ちがわかったでしょう」
と、どこかいい気味と思っているのを
言葉の端々に感じた時があった。

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そうしているうちに
母が足の手術をし
その後、悪性リンパ腫で腸の手術をした。

母が最初に腸閉塞で入院した時に
私が帰省した時の話。

その時、そのご近所さんが訪ねて来た。

母の容態を聞きたくて来たのだ。

その時は、まだ腸閉塞の原因も病気もわかっておらず
はっきりと説明できず、
する気もなかったが
ご近所さんが、私にこう言ったのだ。

「あなたのお母さんは、
私が具合悪いと言うと、自分は何ともないわ、
自分は病気知らずだといつも私に自慢していたのよ。
あんなに、人に自慢していた人が
まさか、こんな事になるとはねえ。びっくりよ。
手術でもされるのかと思って、気になって聞きにきたのよ」

と、これまでの母への鬱憤を吐き出すかのように
娘の私は何も知らないと思ってか
お喋りをして、帰って行った。

流石に、最後には「いつも助けてもらって
ほんとうに有り難く感謝してます」とお礼を言われたが。

その前に、私も先に母の事を御詫びし、お礼も言っておいた。

ああ面倒臭い。これなんだな。

現実には、ご近所はいざと言う時には助けあう大事な存在。

でも、どこか競い合う部分があって
世間体も気にして
本音は、腹がたつこともお互いあるという関係。

今では、母が、救急車をよんであげたり
病院まで付き添ったりする事も増えたそう。
その逆も。

こういう近所の付き合いは大事だし、貴重だ。

だから、喧嘩したくない。
神経を使うけど仕方ない、という事だ。


誰でもどこでもそうなんだけど。
特別な事じゃなく。
会社勤めをしたことのない
専業主婦の母にとって
人間関係は狭い。

それにしても、
母から聞いていた話は、逆だった。
自慢してマウントとっていたのは母の方?
それとも、相手が病気をした時点で
母が復讐した?のかな。

何だか、レベルの低い話。

差別意識の強い昔の人のつまらない競争。

もし、私が重い持病や、障がいを持って生まれてきた子だったら
と想像すると
うちの親なら、生まれてこなかった事にされていたかも、
捨てられていたかも、とずっと思って来た。

そう子どもに思わせる親とは
どうなんだろうか。

自分の子には、そんな風には感じさせたくない。
夫は問題外だが
せめて私だけでも
信じてもらいたいと思ってる。