コロナ禍で
山を買う人が増えているという。
自然の中でキャンプをしたり
小屋を建てて、別荘にしたり
コロナから逃れてストレスなく過ごす為に
山が人気なのだとか。

昨日父の話をしたが、父が相続した山がある。

父から聞いた話では、父の子ども時代は
「山は宝、山を持っていると生きていける」
と言われるほど
山の資源は貴重だったようだ。

家を作る木材、杉などを植えたり
それを売ってお金にもなるし
食材も取れる。
ガスや電気が完備されるまでは
山から資源の薪を運び、水を汲んだりして
生活に必要な物は山で得られた。

今では、誰も行かない荒れた山になり
手のつけられない状況になっているらしい。

歩く道すら無くなっているから
人が出入りできる様にするには
労力もお金もかかるだろう。
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今では負の遺産。

場所もとても不便な遠い所にあるのだそう。
私は言った事は無い。

もっと近くで、ちょっとでも手入れされていたら
キャンプができたかもしれない。

それに、買ってくれる人もでてくるかも?

世の中何が起こるかわからないものだなと
思う。

水道も電気も通らない不便な山の中でも
あえてそういう場所に家を建て、
住みたいと思う人も世の中にはおられる。

自分が体調が悪かった時
父の実家の空き家で過ごしたいと思ったことがある。

自然に囲まれ、
静かで澄んだ空気の中で過ごせば
すぐに元気になりそうな気がした。

そういう別荘として維持するのも良いかもしれない。

今のところは、汚くて不衛生な状態なので
それは期待できないので
お金をかけて山小屋的に作り直さないと駄目だ。

お金さえあれば、
有効活用はできそうだが
弟は反対することだろう。

今のままでは
厄介な負の遺産のままだろう。

それでも父にとっては
大事な財産で宝物なのだ。