人が少ない通りで

熱中症予防の為にマスクを外して歩いていた女性が
知らない男性から
「マスクをしろ」と怒鳴られ
近づいて来て、動画を撮られたので
やめてほしいと言ったにもかかわらず
執拗に立ちはだかるので
恐くなり、自分もスマホでその様子を写したところ
その男性から手をはたかれ、スマホが落ちて一部が破損した。

するとその男性は逃げるように立ち去ったという。

その一部始終の動画を見たが
恐かっただろうと思う。

自粛警察、マスク警察って何だ。

マスクをしない人が危険だと思うなら、
何故その人にしつこく近づいているんだ?

マスクを口実に
ストレス発散したかった?

わざわざ、手をはたいてスマホを落とす行為もおかしい。

自分が先に勝手に知らない人を写していて
相手が自分を写すと、暴力ふるうとは。

こういう人が普通にその辺に居ると言うのが怖い。

私も、似た様な経験がある。

PP_mantionakaihana_TP_V

数年前の話だ。

仕事でお客の家を訪問した時のこと。

マンションの管理人から駐車許可証をもらい
車の前部に置いて、
来客用の駐車場に駐車した後、
マンションに入り、エレベーターが降りて来るのを待っていた。

エレベーターは、奥まった所にあり
薄暗く、人目につかない所。

人が誰もおらず、1人で待っていると
突然30代位の男性が目の前に表れ、
「困るんですよね!」と怒鳴ってきた。

そこには私しかいないので
私に言っていることは確か。

何を怒っているのか唐突すぎて驚いた。

その男性は、一方的に文句を言い始めた。

どうやら、私が、来客用ではない個人の駐車場に
無断で駐車していると勘違いをしている様だった。
「いつも迷惑しているんだ。」と言うので
勘違いだと説明したが
「嘘をつくな。ずっとお前を見ていたんだ。」と言う。

全く人の話を聞かず、興奮している。

「何の用事でどの部屋にいくのか」とまで聞いて来た。

「仕事で訪問した。きちんと規則を守っている」と言い、
管理人に証明してもらおうと思い、
管理人室に行こうとすると
その男は私の前に立ちはだかり、
じりじりと奥へと追い詰めて来る。

私の後ろは行き止まりの壁。

2人の姿は外からも管理人からも見えない。

恐怖心を覚えた。

とにかく、何度も説明をし、
人間違いだと言うしかなかった。

次第に、落ち着いてきたその人は
今さら、引っ込みが付かないと言った風で
自分の間違いを認める事はしないと頑固な
異常さを感じた。
目が普通じゃなかった。

エレベーターが来ても、乗るのはやめて
逃げようと決めたその時、救いの神が現れた。

まさに私が今から訪問しようとしたお宅の
息子さんが帰宅され、
エレベーターに乗ろうと目の前に表れたのだ。

このタイミング、まるでドラマじゃないか。
でも本当の事。

私は、わざと大げさに
「あら~、今からお宅に伺うところです!ちょうど良かった。」
と息子さんに声をかけ、
息子さんにくっつき、目で助けを求めた。

息子さんが現れた途端、その男性は
「今回だけは見逃してやる。これから気を付けろ」
と言いながら、立ち去った。

きょとんとした息子さんと一緒にエレベーターに乗った私は
力が抜けた。

「ああ、怖かった。助かりました。」
と震えた声の私を見て、息子さんが
「え?何かあったのですか。誰か知り合いの人と
会話しているだけだと思ってました」
と驚いていた。
私が平静を装っていたのも自分ではわからなかった。

説明をして、息子さんにお礼を言うと
「時々、このマンションはおかしな人がトラブルを起こすんですよ。」
との事だった。

来客に対して、こんな事をされると迷惑だから
管理人も気をつけて見回ってほしいと
息子さんはマンション側に対して報告、要望したと聞いた。

もし、あの男が
変質者で、凶器を持っていたら、とか
思うと、本当に怖い。

当人は、正義感でやっているつもりだろう。
自分は絶対間違っていない、
ルールを守らない人を指導するんだという
強い意志を曲げない。
相手の話を聞かず、一方的。

これは、あおり運転をする人も
そんな言い訳を言っている。

自分は正しい事をしていると信じて
実は犯罪に発展するような行為をしてしまう
恐い人たちが、あちこちにいるということ。

「指導しただけ」というパワハラ。
「躾けのつもりだった」という虐待。
「愛しているから、相手の為にしてやった」というDV.。

どれもこれも、自分の為じゃないか。

そういえば、夫の口癖は
いつも「指導してやる」
「教えてやらないと」だ。
それはお前の方だろ、と思うが
夫もこの類に入るのだろう。