子どもからも夫の嫌な面を聞く事がある。
一番みっともないと思ったのは
子どものご飯まで食べようとした事だ。
子どもは「まだ食べているのに、横から箸をのばしてきた」と言う。
夫には、食事量は一番多めに配膳していた。
がつがつ食べて、きょろきょろして
ゆっくり食べている子どもおかずまで食べようとするそうだ。
子どもが幼児だった時、
ファミレスに行った時のこと。
まだ1人前は食べれない子どもには
親の分を分けていた。
子どもに優先して食べさせ、残ったものを親は食べる。
不足ならまた注文すればよい。
夫は子どもが「おいちい」と言って
食べたのを見て、喜ぶかと思ったら
怒りだした。
「俺の分が減った。」と言う。
また注文したらいいじゃないと私が言うと
ケチな夫は、家族にこんなお金を使うのは嫌だと言い、
そのまま店を出た。
私は「沢山食べて偉いね、良かったね」
と子どもに言い、笑っていた。
てっきり夫もそうだろうと思ったら、
真逆な態度だった。
その後
「家族に食費をかけるのがもったいない」と言い出した。
とにかく自分の給料は家族に使いたくないらしく
こうやって幼子がおいしいと
嬉しそうに食べても、
自分のお金で自分が食べる物を家族に食べられたり
自分が我慢することが嫌だったようだ。
この時、つまらない男で親になっていないという
本質が見えた。
全てにおいて、子までライバル視するのだ。
結婚前や、子どもが生まれた時、
そして、別居した後も
「親というものは、自分は食べなくても家族にまず食べさせるもの。」
「子どもには、思い切り美味しい物を食べさせたい。」
だの、口だけは立派な事を言っていた。
たまに帰宅した時、外食をしようと誘い、
「思い切り食べろよ」とか
「美味しいか、」としつこく何度も良い、
自分がいかにいい父親かを子にアピールする。
夫は必ず、自分が一番高い物を食べている。
食べている間、何度も恩着せがましい事を言うので
家族はうんざりし、楽しくない。
が、支払は私で、夫が払う時は、
子に渡す様に預った祝い金を黙って使って居たりする。
数年に一度、そんな事をして
自分をごまかしている。
安くつく家族だと思っている。
こっちは騙されない。
本心は、どんなに家族が飢えても平気。
自分さえお腹一杯食べれたらいいという人。
生活費や学費を送ってほしいと言った時
「僕は毎日ろくな物しか食べれなくなるなあ。」
と嫌味を言って、送らない。
「僕が犠牲になるけどいいのか」というのが口癖。
もし、この話を夫に他人事として話したら
夫は「チンケな男だねえ。僕なら、家族の為にどんな事も我慢するよ。
そもそも親というのは~。僕の親は~。」
と説教と自慢が始まる。
自分の事を棚にあげて恥ずかしくないのかなと
呆れる。
親が立派に自分を育てたから見習いたいとか
最近の親はろくなもんじゃないとか
夫に偉そうに言う資格はない。
多分、今や誰も相手にしないだろうが。