夫との共通点のある人が知り合いにいた。

「お金に執着しているのに、お金を大事にしない人」だった。

過去の会社の同僚のAさん。

Aさんは遠い土地に転勤になった。

慣れてきた頃、Aさんは後輩のB子さんに
「ここでしか買えない名産品があるから送ろうか」と言って来た。

B子さんは最初は遠慮したが、どうしてもと言われて、了解した。

名産品が届いたので、念の為
お礼と一緒に「お金払いますので値段を教えてください」
とB子さんは言った。

「送ろうか」と言われただけで「プレゼントします」
と言われた訳じゃないから、
一応、そう言ってみたという。

するとAさんは、ためらいもなく
「えーっといくらだったかなあ。〇千円位かなあ」
と答えたが、はっきり金額を言わない。
「忘れたからいらないよ。」と言ってくれるのかと思いきや
「なら、〇千円送って。」と言われたそう。

「領収書とかレシートは?」と聞いたら「捨てた」とのこと。

人に買い物を頼まれたら
きちんと金額を伝え、領収書と一緒におつりを渡すだろうに。

もし、プレゼントをするつもりなら、
はっきりいらないと断るはず。

AさんとB子さんは婚約中だった。

だからB子さんは、てっきりプレゼントだと思ったそうだ。

違和感を持ちながら、素直に言われた金額を送った。
まだ独身だったし、お金の事に細かい人だと思われたくなくて
深く追求しなかったという。

するとAさんは
「実はこの額より安かったんだけど、おつりは手数料としてもらっとくよ。」
と言って笑っていたという。

後でわかったのだが、
この名産品はAさんが友人から婚約祝いにもらった物だったのだ。

B子さんはAさんに幻滅し、どうして自分に売りつけたのかと聞いた。

するとAさんは「こうやって倹約するのがいいんだよ。
君に売ったことは、あいつに内緒にしといてくれ。君からもお礼言っといて」
と言うだけで、何が悪いのか、全く気にしていなかったという。

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Aさんは、小銭は財布に入れず、
ポケットからじゃらじゃらと取り出していた。
そう言う事も、Bさんは気になりだした。

婚約した途端に露呈したAさんのだらしなさ、
せこさにショックを受け、
B子さんは婚約破棄も考えたらしい。

ところが、Aさんは「婚約破棄するなら慰謝料請求するよ。
たかがお金のことで、僕を嫌いになるなんて。誤解だよ。
僕ほど真面目な男はいないよ」と説得されたらしい。

そしてまだ会社には内緒にしていたのに
Aさんが「Bさんと結婚するから、
Bさんは会社をやめるのだ」と言い触らし始め、
社内で話題になり、結婚せざるを得なくなったという。

プロポーズの時には、
「僕は派手に結婚式をしたいんだ。君の希望も聞いてあげるよ。何でも言って。」
と言っていた。
実際に式の打ち合わせになると
「僕はそんなにお金だせないよ。君がしたいなら君の親にだしてもらうしかないな」
とまで言い出した。

結局中途半端な結婚式になり、
費用もBさんの負担が多くなったとか。

自分の見る目が間違っていたとは親にも言えず、
結婚したら変わってくれるだろうと自分をごまかし、結婚した。

が、結婚してもAさんは変わるどころか
モラハラはするし
結婚前から多額の借金があった事がわかり、
奥さんの実家のお金を堂々とあてにするようになった。
子どもも生まれたが、結局二人は離婚した。

お金に関して、Aさんと夫の共通点を感じる。

どうにか結婚さえしてしまえば、こっちのものと思っているところも。