NHK朝の連続ドラマの「スカーレット」。

好きな俳優さんばかり出ている事もあり、毎日見ている。

今朝は、主人公の喜美子(戸田恵梨香)と離婚した夫、八郎(松下洸平)が、再び歩み寄るシーンがあった。
俳優さんだから、年齢より若くて綺麗だし、カッコイイし、演じる役も真面目だし、あんな奥さん、旦那さんならいつでも復縁できるよなと思ってしまう。

そもそも、ストーリーでは、離婚したのもこれといって大きな問題があった訳ではない。お互い愛情があるまま夫が家を出て行ったのだ。

愛しているのに、ものすごく愛情かけている子どもがいるのに?と何故離婚するのかわからなかった。

いくら奥さんが自分のやりたい事(といっても仕事であり才能ある故の話)を借金をしてまでやり通そうとしたからであっても、出ていけばやめるだろうと思っていたのだろうか。
夫は戻らなくていい、自分のやりたい事をどうしてもやりたいという妻の意地に、夫が戻る事をやめた結果だった。

喜美子が仕事(陶芸)に成功し、借金も無くなり、順調になっても夫婦は元に戻らなかった。
息子が「成功すれば、きっとお父さんは戻ると思っていたのに何故?」と母親に問うシーンがあった。

ずっと親に気を使ってきた息子の姿は、ドラマであっても心が痛む。
そこだけは自分と重なる。

ELFA_kosumosutokotori



息子の言葉に刺激されて、喜美子の方から八郎に抱きついていった。

それでいい。素直に生きよう。好きなんだからね。

こんな夫婦はそうはいない。私なら、夫と離婚したら2度と会いたくない。

ドラマのカッコイイ俳優さんみたいに、真面目で年をとってもきちんとしていて、向こうも自分を思ってくれるなら、すぐ復縁するけど(笑)そんなうまい話は無いだろう。

このドラマは実話を元に作られているが、事実はこんな綺麗事ではなく、本物の旦那さんはずいぶんひどい事をした様だ。ドラマだからこそ、うっとりする様な美談に変えてある訳で。


でも、ドラマだけでも主人公には幸せになってほしい。観ているだけで自分も心が救われるから。