今、自分の心を癒してくれる素晴らしい存在がいる。

秋の虫たちの声だ。

日替わりで鳴き声がかわる。リンリン…、ジージー…、リーリーリーと賑やかだ。

自然の力は凄い。自然にかなうものは無い。

寝る時不安な気分になっていても、外の虫の声が聞こえてくると心が解けていき、和んでくる。

まるで「この声を聴いて、ゆっくり寝てね」と言ってくれているようだ。

精神のバランスを崩したら、自然に触れると癒される。私なら林の中を歩き、木にエネルギーを貰いたくなる。
森林浴、日光浴、入浴、これは確かに心身をリセットさせてくれる。

以前、心を病みがちだった時、夫は遠くで知らん顔、姑は文句言うだけ、まだ小さい子どもたちがいたので自分が頑張るしかなかった。だからなかなか良くならなかった。

あの時、本当に山に入って木を抱きしめて、エネルギーを貰いたくなった。

静かな山の一軒家でしばらく暮らしたら、すぐに良くなる気がした。

体調不良で一番辛かった時だった。夫が原因だったのは明らかだった。

その時の事を、夫は記憶から消しているし、都合の悪い事を言われたら「作り話だ。妄想だ」と言ってこちらを加害者にする。それどころか、一番家族を思って来たのは自分だとまで言い出す。誰も信じないのに。

本人は、自分の嘘を信じて現実逃避をするから話にならない。

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虫の声を楽しむというささやかな楽しみも、花を植えるという楽しみも、夫が帰るとぶちこわしになる。以前は話題にしても無視していたのに、前回突然帰宅した時、花をけなし、勝手にいじり、やり方が下手だと説教までしてきた。

急に家の中の事をチェックしだして口をだすようになってきた。
といっても、夫の物は何も無い。全て私や子ども等が自分で揃えた家具や物しかない。
夫は自分の物は全て持って出て行ったし、置いていったとしてもベランダに投げ散かして行った物だけ。とっくにそれらは処分した。そのこともだらしない夫は忘れている。

今更世帯主顔されても迷惑でしかない。

本来、夫がやるべき家の簡単な補修仕事など、近所の方が親切で助けてくださった時もあった。
帰宅した時、お世話になったからお礼を言ってと頼んでも、フン、俺への嫌かと言い、知らん顔だった。

どんな事も私一人で何とかさせよう、そして困って「やっぱりあなたがいないと駄目です。ありがたみがわかりました。」と言わせたかったのだろう。家族を困らせる事が夫の目的でもあったのだ。

その手には乗らない。もう今は夫の存在を忘れよう、いない方がましと言うところまで気持ちが離れている。夫の思い通りにはならない。

夫は計算が狂い、老後が不安になり、逃げた先にも何も良い事がなかったのだろう、今更家族をあてにされても困る。

自分は我が子の扶養も拒否しといて、自分の老後は子どもにやらせるなんて勝手すぎる話。

夫は、そのうち「親不孝!」だの「子に裏切られた。妻の洗脳だ」などと騒ぐのだろうな。憐れな末路になるだろう。(私の願望?)


虫たちも、そうだそうだと言ってくれている様だ。(これも願望?)