私が送ったヘアピースをつけた母の頭の写真が数枚。

何もつけていない写真を見ると、後頭部がかなり薄くなっている。毛染めができないので尚更薄く見えるのだ。これは、女性なら絶対人に見られたくないだろうと思う。

試しにだめもとでと、安いヘアピースをネットで買って母に直送したのだが、そんなに脱毛が進んでいるとは思わず、大き目だったかなと予想していた。
実際は、小さい位だった。

つけないよりはいい、と言って、母は無理してつけているようだ。でも、少ない髪にピンでとめると、はずす時に引っ張られて毛が抜けるらしい。
弟はそれを心配していて、何かあった時だけ、つければいいと言う。

目の前で見ていないので、私には加減がわからない。

写真で見ると、もう少し、ヘアピースと地毛をうまくなじませれば良い感じ。

安物だし、無理して使う必要ないよと言ってはいるが。

高くても、全体を隠せるかつらを買おうかなと母が言っている。
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母はあれから遠慮して、電話をかけてこない。いつもその時だけおとなしくなり、そのうち元に戻るから今だけだろう。

昨日は弟の携帯経由で、やり取りだ。

弟は、「かつらなんか買わなくていい。このヘアピースで充分だ。あとは帽子でいい。」と言う。

きっと母は、この件に関しては、弟ではなく、女性がそばにいてほしかっただろう。

「髪が一番よ、大事よ。印象が全くかわるから」と言う事は、当然で、私も同感。高くても、ぴったりあうかつらで、堂々とお洒落をしたいと思うのは良いことだし理解できる。

弟は「どうせ年寄りだし、いまさらお洒落なんか。お金がもったいない」などと言い出す。
そういうところが、母が私に電話してくる理由にもなる。

わかってもらえる人と話したいのだ。

私でなくてもいいのだ。誰でも。話を聞いてくれるなら。お嫁さんがうまく付き合ってくれる人だったら、母はとても大事にしただろう。

それ位、満たされた生活を母がしていたら良かったのだが。期待通りに行かないストレスが全て私にきていたわけだ。

弟がいくら努力しようとしても、根本的に無理がありそうだ。仕方ない。いないよりはずっと助かる。

母は恵まれている。何だかんだと言いながら、いつも誰かがそばにいて助けてもらってる。

自分が老後、病気になったらと考えると、お金も無いし、夫とはどうなっているかわからないし、子ども達も自分の生活で精一杯だろう。近所の人ともそこまでべったりしていない。

これから先もずっと今の住居にいるかどうかもわからない。

自分の老後はおひとりさまだろうか。夫の存在は頭に無い。

長生きしたいとも思わない。ただ、もう少し子ども達が自立して安心できるところまでは見届けたいし、それまでは元気でいたいし、迷惑もかけたくない。

常にひっかかるのは夫の存在だ。人の人生をかき回し、滅茶苦茶にしても、家族は自分の決めたことに従うのが当然と思い込んでいる。
私は縁を切れば終わりだが、相続人の子ども達がそうはいかないので憂鬱になる。

長生きしたくはないが、せめて夫よりは長く生きないといけない。(/TДT)/