母は、薬を続けているが副作用はほとんど出ていない様だ。

少し皮膚のかゆみがでる位だという。

髪は極端に抜けることもないが、かといって伸びているわけでもなく、頭皮の活動が止まっている感じらしい。だからヘアピースが届くのを心待ちにしているとのこと。

母の病気がわかってから、色々不安な気持ちになる事が多い気がする。

命について、人生について考える様になり、病気や怪我の痛みや苦しみはなるべく味わいたくないと強く願うようになった。
これまで軽く考えて居た事が、現実には違っていたというか、そう思う通りにはいかなものだと。

いつ何が起こるかわからないものだと。昨日他人事に思っていた事を今日自分が味わうかもしれないと。

今まで無事に生きて来れたのは奇跡なんだということ。

だから、運転していてもかなり慎重になってきたし、道路を歩くのも良く周りを見るようになった。

これも、今だけかもしれないが(笑)
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今朝、ゴミ置き場にゴミを出し、一旦周囲を見てから道路を渡って帰ろうとゴミ置き場の門で立っていた。自転車が来たのでよけて待った。

私の横をすーっとぬけていく自転車。年配の奥さんだった。

障害になるものは無く、良く見える位置。
自転車が通りすぎる時、「わーっ!びっくりしたあ」とその奥さんが叫んで行った。

前を見ていなかった様で、立っている私に気が付き驚いたようだった。

絶対に向こうから見える位置にいた。目の前できちんと避けて立って待っていたのだから。

下を見ていたのか、慣れていたからか、スピードも緩めず通り過ぎて行った。

おいおい、私が避けて立っていたから良かったけど、目の前を見ないで自分からぶつかってきたところよ。また私、怪我したじゃん。
もし、ぶつかっていたら、「いきなり目の前に出て来た」とか言われたかもしれない。

こっちは、自転車を見ていたから何も驚かなかったけど「わっ。人がいた」と驚くその声にこっちがびっくりした。

もし私が車だったら、この人、停まっている車にぶつかっていたかもしれない。

こうやって事故になるんだなあ。とひやっとした。

中には、当たり屋もいるし、以前当たり屋らしきおじいさんがいて、関わらないようにうまく避けられたこともあった。

こんな事があると、外出も怖くなってしまう。