だいぶ前の話だが、母が郵便局の人に勧められて保険をかけた。

自分等にはすでにかけていたので、当時小学生の孫にかけることになった。

被保険者に面接する必要があるので、「子どもの面接をしにそっちの郵便局の人が訪問するみたい」と母から連絡がきた。

最寄りの、といっても大きな局で、車で30分ほどの距離にある郵便局から電話が来た。

「お子さんの面談の期日と時間ですが、平日のいつがよいですか?」と言われた。

「平日は学校があるので、6時頃なら大丈夫です。」と答えた。すると

「私は5時までしか働けません。5時すぎると残業になり、上司の許可がおりないと動けません。残業の許可をもらえるかわかりません。6時なんて無理です。5時までに仕事を終えたいので、4時頃にこちらまで子どもさんを連れて来て下さい」と言うのだ。

「土日はだめですか?学校を早退させてそこまで連れてこいと言うことですか?」
と聞くと
「そうですね」と言うのだ。

驚いた。
母は、保険に入ってくれと頼まれたから入ったのであり、普通の保険会社ならお客の都合に合わせて訪問するはずだ。自分の担当外の契約であり、どうでも良いと思っているのか、この郵便局の営業力の無さ、上から目線の態度には呆れた。

不通ならここで「なら結構です。契約しません。他社に変えます」と言われて終わりだ。
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一旦、保留にして母に連絡、説明して、契約キャンセルしたらと言った。

母はそういう事は面倒臭がり、付き合いのある郵便局員さんにクレームいれるのも嫌がって、うだうだしていた。

放置していたら郵便局から電話がきて
「平日、こちらにこれませんか?」と再び聞かれた。

「無理です。学校も仕事も早退してまでその保険かけたいという訳ではありませんので」と答えた。

すると「上司に残業させてもらえないかと交渉してみます。」とやっと言いだした。

結局、「残業の許可もらえました!」ということで、夕方自宅まで来てくれた。

どんな若い局員かと思ったら4~50代のオジサマだった。

この年齢で、きちんとした仕事なのに、上司にびくびくして残業できないなんてどんな仕事環境なのだろうと思った。それとも、仕事したければサービス残業だぞと言われていたのか。

定時で帰れ、残業はするな。仕事が残ったら自己責任だ。残業代はださないとでも言われていたのかと疑ってしまった。
客の事より自分達の都合優先で、それを堂々と話す事に驚いた。

これは、この局だけの問題なのかなと思い、東京の本部にメールで問い合わせてみた。

すると、「とんでもないこと。申し訳ない。当郵便局には指導します。」みたいな内容の返事がきた記憶がある。

局員には、年賀はがきやゆうゆうギフトなどのノルマもあるのは知っていた。

協力した事も何度もある。

上層部がその体質のまま、保険のノルマも課していたのだろう。きちんとした営業のノウハウも勉強せず、指導せずに、売り上げばかりにこだわり、責任は局員に押し付けるようなブラックな体質だったのか。

うちの近所の郵便局は、どこも対応が素晴らしいので、上の体質が古いのだろうなと思う。

そもそも民営化が失敗だったのではないか。予想通りだ。