映画「新聞記者」を観て来た。

色々観た人の感想を読んでいたので、期待していた。

観ながら思った事は…「フィクションとは言え、これはどこまで真実に近いのか?」と言う事だ。

文書改竄、隠ぺい、加計問題、官僚の自殺、レイプ犯の逮捕取り消し、など現実世界と重なる事件の話題が淡々と進み、前半はあまり面白くない感じがした。

だが、途中から疑惑が深刻な内容へと進んでいく。いつしか映画に引き込まれていった。


前川喜平氏と東京新聞社の望月記者他の会談のシーンもあり、そのセリフに恐ろしい真実が含まれている。それは実在の人物の声なので、ずしりと響く。


新聞社のシーンになると、何か効果を狙ってだろうが、画面を揺らしている。酔いそうになり、あれは止めてほしかった。ラストでは揺れてなかったので、確信と疑惑を表現したかったのだろうか。
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観ている間、ずっと現総理大臣の顔が浮かんでいた。怒りが沸いて来た。

どう考えても、現政権の裏の真実を暴露していると思う。
とんでもない政権だとわかっていたが、ここまでとは。マスコミまで力で封じ込められてしまえば、誰が暴走を止められる?

こんな政権を選んだ国民の責任でもある。この映画の続きは我々が作っていくという事だろう。

映画館は、いつもより人が多かった。関心のある人が多いのか。

もっと若い人にみてほしい。政治に関心の無い人にも。たかが映画、されど映画だ。