母に会って来た。
腹痛も無く、元気で安心した。

絶食し、鼻からのチューブで胃腸の内容物を全て吸出し、胃腸を休ませた後、上からと下から、カメラを入れたが、患部まで届かず確認できていない。

ということは、手術するとしたらメスでお腹を開くのだろうか。

弟から聞いたが、若ければ即手術らしい。

ひっかかるのは年齢だけ。安心して麻酔が使える年齢の限度を超えているとか。
80歳前半ならなんとかいけるが、後半は危険とされているらしい。

このまま、食事療法だけで生活をしていくとなると、腫瘍が大きくなり結局また腸閉塞を起こす。
本人もその恐怖におびえながら生きていく事になる。

再発して、危険な状態になれば、結局緊急手術になる。今よりもっと高齢になってから、そんな危険な目に合わすより、今のうちに手術をした方が良いかもしれないという事だ。


私自身は、手術の負担で元の様に生活できなくなる事を心配したが、よく考えるとこのまま放置の方が母にとって残酷なことだとわかった。


母自身も、当然だろうが手術をしてほしいと希望している。
小腸以外には自信がある様で、今なら頑張れる、自信があると言う。

医師は、今は流動食で便がきちんとでるまで、様子を見て、異常が無ければ手術なしで退院を考えて居た。
だが、昨日から手術に耐えられるかのあらゆる検査が始まり、年齢の割に他の内蔵がしっかりしているので、もしかすると手術を考えておられるのかもしれない。

今週中には、結論をだすことになりそうだ。

弟と医師が話したらしいが、「年齢から言っても、あと1年か2年もつかどうか。それなら危険性のある手術はやめて、食事に気を付けながら少しでも長く生活させた方が良いかも」と言うことだった。

麻酔が危険だそうで、高齢者はそのまま目覚めない可能性があるそうだ。

無事終わりさえすれば、きっと長生きするだろう。元々元気で活動的な母だから。足の手術の後も、嘘みたいに毎日シャキッとしていた。

いちかばちか…の選択になってきた。
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それにしても、このままではあと1~2年とか、信じられない。

今の母は、ぴんぴんしているのに。


もう2度と、のたうちまわる痛みを味合せたくない。一番の望みは、母が苦しまないこと。

どうしてこんな奥まった見つけにくい場所にできてしまったのだろう。

他は何ともないのに。


連休中、母が痛がっているのに、父も弟も「たかが胃炎で」「たいした事ない」と聞き流したという。母は救急車を呼んでと頼んだのにも関わらず。

食事をしてから数時間後に、お腹の強い痛みがあり、便がでずお腹が張り、嘔吐したらすぐに病院に行く事をお勧めしたい。

実家に帰って、父と弟が、私に「まさか腸閉塞なんて思わなかったから」「そんな病気のことなんか知らないから」と反省?なのか、言い訳なのか呟いていた。

弟でなく私が近くに住んでいたら、嫌な事も多かったかもしれないが、こういう時は弟より役にたっていたかもしれない。


弟夫婦はこんな時も、父の世話や、掃除はしない。

私はたった1日しかいなかったのに、実家の掃除だけで汗だくだった。

母も弟夫婦も、面倒な作業は私にさせて、目立つところや世間体の良いところは弟がいいと思っているようだ。在宅介護になったら、と思うと思いやられる。

たった一日しか滞在しなかったが、疲れてしまった。