Mさんは、ご主人の会社が忙しい時期になると、仕事の手伝いもする様になった。

子どもさん達も手が離れ、両親もまだお元気だったので、年に数回は仕事を手伝う為に出向いた。


面白くないのは愛人の彼女だったはずだが、Mさんの前では愛想よくしていた様だ。


休日に夫婦で出かけた時の事。


繁華街を歩き、買い物をしていたら、何か気配を感じた。振り返ると彼女の姿が…。ずっとついてきていた様だった。彼女の執念を感じ、これは気をつけないとと恐くなったそう。

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その後も、ご主人が自宅に帰ってくるのにあわせて、愛人の彼女は近くに出張の予定を入れていた。
仕事のふりをして、ご主人をこっそり呼び出し、近くで会おうとした。

ご主人が彼女に注意しても、聞き入れられず、奥さんにばらされるのを恐れてか、結局言いなりになっていた様だ。
奥さんは、ご主人が家にいなくても構わないし、愛情も無いのだが、愛人に家庭の平和までかき回されるのは嫌だった。


社長と副社長(彼女)は、出張に一緒に行く事が多くなった。

ただでさえ噂の2人が一緒に出張すれば、いくら関係を誤魔化しても無理だろう。

彼女は2人の関係を公にしたがり、社長は必死で誤魔化しているのも見え見えだった。


彼女は妻の座も狙っている様で、浮気がばれて夫婦がもめた方が良かったのだ。その為に、二人の関係がばれる様に企んでいたらしい。
彼女の年齢は、社長よりも15歳、Mさんよりも13歳も若かった。
モデルの様なスタイルで、目立つ存在だった。


愛人がいてもご主人がMさんを避けたり、来る事を拒んだりせず、気を使ってくれるので、家庭を壊す気はないと確信したという。

どこかで、ご主人も愛人を信用できなかったのかもしれない。


Mさんは、ずっととぼけ続けた。
会社を彼女のものにされる事だけは避けたかった。

そこで、Mさんはご主人にある提案をした。