喜多嶋舞さんの長男の事件が報道されたことで、再び長男さんの人生が話題になっている。


今はもう父親ではなくなった大沢樹生が、障害を抱えた幼い彼を必死で育てていた頃の様子をテレビで見た事があった。


父親として精一杯の愛情で子育てしている印象。時にはぶつかりあい、身体を張って?息子さんと向かい合っている様に見えた。

確か、福祉系の学校主催の講演、(子育てについて)もされていたと思う。

息子さんの顔は、個性的な大沢樹生には全く似ていなくてお母さん似なのかなと思っていた。

その頃から、母親である喜多嶋舞さんは何故子どもを手放したのかと不思議だった。

その後のDNA鑑定の件では、大沢の方に、そこまでしたくなる何かがあったのだろうと個人的に思う。子の障害の原因が自分にあるかどうかを調べる為とは説明していたけれど。それ以外に。


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自分の周囲の人からも、DNA鑑定をするしないの話題を耳にする様になった。

それだけ簡単に安くできる時代になったという事か。科学の力で解明される事の無かった時代は、どれだけの嘘がまかり通ってきたのだろう。冤罪も解明されないまま終わった事件は多かっただろう。


同級生に聞いた話を思い出す。

結婚して数年後に妊娠した。ご主人から浮気を疑われ、否定したが信じてもらえす、DNA鑑定ではっきりさせようと迫られた奥さんがいた。

「浮気なんかしていない。絶対にあなたの子どもです」と主張した。

喜多嶋舞と同様、否定しながらも、なぜか鑑定を拒否し続けた。

出産で実家に帰ったまま、戻らなかった。

赤ちゃんのDNA鑑定を拒否したので、益々疑いは濃くなった。奥さんが出生届を出し、戸籍上はご主人が父親となった。

ご主人は、自分は父親ではないと訴えを起こしたが、否定する奥さんとの調停が上手くいかず、奥さんの言い分を信じる調停委員から説教されたり、周りからも悪い夫と思われてしまった。


疲れたご主人は、気力と弁護士費用も無いとの理由で、裁判をあきらめた。戸籍はそのまま。結局離婚する事で話が終わった。


鑑定を拒否すれば自分への疑いは晴れないが、子どもの戸籍はそのままだ。だから奥さんにとっては勝利だった。

奥さんは裁判になるのは怖かったはずだ。

負けて父親の名を書き換えるのは、子の戸籍に自分の不貞の事実が残される様なものだ。周りの心配してくれた人からも軽蔑されるだろうし、夫から慰謝料も請求されるだろう。実家からも恥をかかされたと見放されるかもしれなかった。

だから、離婚しようが、裁判にならなかっただけで、大勝利だったのだ。(ご主人が正しければの話。)離婚して夫と子どを引き離す事も彼女にとっては良かった訳だ。

私なら、「鑑定で私の潔白が証明されたら、しっかり謝罪をしてもらい、慰謝料を払ってもらいます」と宣言してから、積極的に鑑定に協力し、慰謝料をがっぽり頂きますが(笑)
                                        
                                                                           続く