夫が「家族の為に、仕方なく出稼ぎにでたんだ」と言い訳を作って、お気楽な生活を勝手に選んだ事は、事実。


その嘘を追及されるのが、夫の弱点の様だ。

「それなら家族の為に何をした?出稼ぎにいったなら生活費はちゃんと送ってきた?自分の生活費はあるようだけど?遊びにも行っているようだけど?」
と言われたら何もいえないはずだ。

向こうでくびになり、お金に困ってこっちに逃げ帰り、やっぱり家族を養うのはしんどいと、またすぐ自由な暮らしを選んで出ていく事を繰り返した。

自分の為なのに、全部家族の為と言う。まあ、気まぐれに送金はするので全くの嘘ではないだろうが。


もし、離婚調停になった後、裁判で戦う事があるとしたら、そこがポイントになる。
いつも、そのシーンを想像する。


リアルに目に浮かぶ。
わざとらしい演技で、夫が言いわけする姿。

「家族の為に仕方なく自分が犠牲になり、出稼ぎするしかなかったんです。親が子どもと離れたいと思うはずがありません。泣く泣く家族と離れたのです。嫁がもっと稼いでいたらここまでしなくてすんだのですが。(とさりげなく妻に非があるかのようにいう)
自分の苦労と努力をわかってくれると思っていたのに残念です。家族には失望しました。僕への感謝もなく、お金さえあれば良かったんですね。結局お金だったんですね。」

位の事は、平然と言うだろう。嘘泣きしながら。


でも、調停委員が騙されず、説教をしたとすると、今まで泣いていた夫は急に態度を変え、怒りだすだろう。

それまで、憐れな被害者ぶっていた態度をやめて、強気になり、馬鹿にしたような言い方に変わる。そこで本性がバレる。

なぜこんな風に予想できるかと言うと、これまでの夫との会話で、痛いところを突かれると、こういう事を毎回言いだすからだ。


もし私が戦うとしたら、夫の演技に反論するにも、言いたい事がありすぎて何から説明したらよいのかわからなくなりそう。


普段の会話でも、自分から相談を拒否し、人の意見も聞かず勝手にした事について、「僕の気持ちを聞こうとしない。」だの、「そっちが勝手に決めつけている」だの、見苦しくて幼稚すぎて話にならないのだ。

夫は、調停とか裁判とか好きで、気に入らない事があるとすぐに訴える人だ。それもお金目的なのが見え見えで嫌になる。恥かしい。

弁護士を雇うお金もないのに、自分一人で勝てると思っている。自分は弁護士同等の力があると自惚れている。


勝ち目もなく、裁判にするほどの事でもなく、夫に原因があるのに、「自分の思いたいように思い込む」考えの持ち主なので、私が説得しても聞かない。

「友人は裁判にして勝って、多額のお金を勝ち取ったんだから僕もその手を使う!」と言う事だ。
お金欲しさにそこまでするのか。その時間と労力を真面目に仕事に使ってほしい。

裁判を理由に家族への送金をしない。文句いうなら、裁判の相手に言えという態度。

わざわざあくどい方法をとるしか、稼ぐ方法はないのかと言いたくなる。