大雨による大災害…自分も過去に似たような体験も何回かあり、避難して家に何日も帰れなかった体験が(勿論夫は不在、他人事)あるので、テレビのニュース画面を見るだけで苦しくなります。お見舞い申し上げます。


これから暑くなり、どんなにかご苦労な事だろう。

帰る家があっても、そこには住めず、途方にくれる上に避難所での過酷な生活が続く。

大きな災害が、最近は多くの土地で起こっている。

救助活動、復興は、地方だけではどうにもならない。一刻も早く最大限の事をして国は助けてほしい。

今回初動が遅れていて、政府ののんびりしている感がイラついた。

水はあっという間に襲ってくる。地震も突然やってくる。

迷走神経反射の事をもっと詳しく書こうと思っていたが、もし、自分がまた倒れそうな時に地震がきたら、水害に襲われたら、と思うと、自分が助かる為にどうするかよりも、誰かに迷惑をかけてしまう事が心配でならない。迷惑をかけるどころか、人を助ける事をしたいのに。


一昨日、テレビのニュースで、記者がいまにも氾濫しそうな川の横で中継をしていた時の事だ。
警察が、立ち入り禁止のテープをはっており、その内側に入ると、今にも濁流に流されそうな恐怖を感じた。
すると、そこに若い男が二人侵入してきた。テレビカメラを意識しているのか、態度がヘラヘラしている。

そして、足を川の中につっこんで、ふざけだした。ちょっとふらつけば、間違いなくあっと言う間に流される。そんな状況の中で。

テレビを観ている人にウケるとでも思っているのか。その二人は、調子にのってきてやめようとしない。うろうろ川と道の境目を歩き周り、足をつっこんではまたうろつく。カメラに映るようにして。

記者は中継中で気がついていないが、カメラマンは見えていたはずだ。

「生中継で、人が川に流されていくのを見せるつもりなのか、そんな場面を観たくない、中継よりも、すぐに注意する方が先だろう」と思ってハラハラしていた。おそらくあの連中は、そういう人の動揺を予想して楽しんでいるのだろう。
こんな信じられない人がいる。その二人の他にも次々と入ってくる人が増えていた。
「考えが甘いよ。何かあったら、誰かに迷惑がかかるって事、思わないの?」と私は腹がたち、一人テレビの前で呟いた。

流石にアナウンサーの顔色が変わり、中継の終わりの方で「後ろの人たちに、声をかけて注意してください」と言っていた。

こういう自然を舐めた行動をする人もいるのだという事と、命がけで首までつかって老人を助ける一般人もいるという事、テレビで見ているしかない自分の無力さに悲しくなった。

東京では晴れていて暑くて、西日本でこんな災害が起こっているという事がピンときてない感じです。」と夜のニュース番組で言っていた。そうなのかと驚いた。

全ての人がそんな訳ではないはずだし、一般の人はそれでも仕方ないとしても、その陰で救援に向かう消防関係、自衛隊、などさまざまな動きがある事は確かだ。それでもまだ足りない状況。

国は、武器やお古の馬鹿高い戦闘機を買うより先に、災害対策にお金を回す方が先ではないか。

日本にいる限り、いつ自分の身に起こるかわからないのだ。地球がそういう時期に来ている。

どこかで災害が起きた時、自分の事として想像し、どう防ぐのか、対処の仕方や心構えを教訓にするだけでも違うと思う。という私も偉そうに言えない。これは自分に向けて書いた。