りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

2023年03月


新卒で最初に就職した会社時代の先輩からロールケーキが届いた。
遠く離れた県外におられ、普段はあまり連絡のやり取りはしていない。
年賀状や何かあった時だけ、メールやラインでやりとりする程度。

10年位前からパーキンソン病を患われ、
尚更こちらから連絡するのを遠慮する様になった。
子ども無しで離婚後1人暮らしを長年されていて、
闘病しながらも、運転もするし、仕事もされている。

すぐ近くに姉妹がいるから大丈夫とのこと。
職場も義兄さんの経営する会社だそうで、融通もきくとのこと。

この人から、たまにおかしなラインが送られてくる。
 「手が震えて打ち間違えた」と後から謝ってくる。
いくらでも間違えていいから、いつでも連絡してと返事している。

当時の先輩は、仕事ができる人で、
教え方も上手で、この人のお陰で仕事がし易かった。

でも、何故今頃お菓子を贈ってくれたのだろうと不思議だったけど、素直に頂いた。
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若い時は溌剌としていて素敵だったけど、今はどうなのだろう。
頭は真っ白で染める気もしないとだいぶ前に聞いたけど。
病気になったら、もっと構えないしやつれているのだろうか。
(パーキンソン病は、脳のドーパミンが不足する為に
身体を動かす指令に障害がおこり、震えなどで行動がしにくくなる。)

何十年も会っていない。

古いアルバムを見ていると、
「この人もこの人ももういないんだなあ」
「この時、こんなに元気だったのに」
などと、悲しくなる年齢になってきた。

少し前までは、アルバムを見ると、ただ懐かしさで笑顔になっていたのに、
いつのまにこうなったのだろう、と時の流れが恨めしくなってくる。





断捨離の一つとして、自分の過去のアルバムを整理しようと思う。

以前は、子どもの写真を、重くて立派なアルバムにコメントつけて残すことが当たり前だった。
子ども達が自立する時に持たせようと必死で作って来たが
誰も興味を持たず、うちに置いたまま。

今や紙じゃなく、データで保存し、いつでもスマホやPCで見れるからいいのだろうか。
私は、逆に紙の方がいつでも簡単に見れる気がしていい。

気にいった写真は、家のプリンターで印刷し、ポケットアルバムに写真を入れている。
とは言え、アルバムがどんどん増えていくのも邪魔になる。

なので、せめて自分の古くて重いアルバムだけでも軽いポケット式に変えて
整理したいと思っている。
私がこの世からいなくなった時は、そのまま捨てて貰える様に。

どれ位あるのか、調べようとして、
古いアルバムを出してみた。

若い頃の夫の写真が出て来た。
別居した頃から、夫の家族写真はほぼ無し。
家庭の歴史の中で、ほとんど存在が無かった。
それを自ら望んでいたのだから、それでいいのだ。
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写真の中の若い時の夫の顔は、好青年ぶっている。
あの頃は本当に大嘘をついていた。
カメラを向けると、いつも極端に笑顔を作る。
自然体の顔の写真が無いし、自然な顔がどんなだったか、私にもわからない。

いつも変に顔を作っているから、不自然なのだ。
それを仮面と言うなら、真実の顔は歪んだ怒った顔だと思う。
誰もいない、気を抜いた時の顔がそうだから。

当時の私は、不信感を持っていても、誤魔化される度に信じようとしていた。
今では、作り笑顔の写真が詐欺師にしか見えない。

不愉快になってきて、アルバムから夫の写真をはずし破り捨てた。
これから整理する時にまた処分しようと思う。

最初は写真を破るのに抵抗があったが、
何枚も破るうちに、スカッとしてきた。
まさか、夫はこんなことを私がしているとは想像もしていないだろう。
自分の思いたい様に思い込むので(ストーカー気質)、
私が夫に会えずに寂しがっているはずだから、
謝ってくるまで無視してお仕置きしようと
思っているのかもしれない。(笑)



近所の桜並木を通って春を感じ、
家の薔薇のつぼみの開花が楽しみで、気分はハッピー。
なのに、右目の瞼が痙攣しまくり、
今日は腕が痛くて、身体が重い。

昨夜は久し振りにたっぷり寝た。
元気いっぱいのはずなのに。

目はWBCやらネットフリックスやらの見過ぎ?
だるさは、襖のせい?

好きな事をした結果の疲労ならどうでもいいか。

弟が「前からだるいと言ってよく休んでいた。息切れも無く、単なる疲れかと思っていた」
と、奥さんの病気のことをしかめっ面で話していた。

コロナもだるさを先に感じることもあるし、
パルスオキシメーターを使っていたら、おそらく血中酸素濃度が悪かったはず。
持っていたなら何故使わなかったのだろう。
そうすれば、病院で検査し旅行にも行かずに済んだ。
結果論で、今更な話だが、この夫婦だったからこうなったと思えてしまう。

弟夫婦は、病気に関しては無知、無関心な方だ。
弟は定期的に検診を受けているが、病気をしたこともなく、
身近に持病を持つ人もいないので、甘く考えている。
アレルギーに関しても、気のせいと言っているレベルだ。
奥さんが花粉症を治療していたのも、大げさと思っていた様だ。

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だから、弟に、具合が悪いと家族が訴えても、
どうせたいしたことないだろう、気のせいだろう、と仮病扱いしがち。
母も奥さんもそのせいで手遅れになったようなものだ。
反省したと言っているが、人はそう簡単には変わらない。

母を3度仮病扱いした事を反省したはずが、奥さんの訴えも軽く流していた様だ。
本人も病院嫌いで、検診もいっていなかったことも良くなかった。

家族が、だるいと寝ていれば、何か探ろうと、パルスオキシメーターを使ったり、
病院に連れて行くと思うが、放置していた。
その事を、後悔はしている様だったが、誰でもそうだと決めつけていた。
人の傷みを想像する力に欠けている。そこは父に似てしまった。

その点は、冷酷に感じる。
そんな性質なのに、いざ亡くなると落ち込むことのギャップが腹立たしい。

そんなに落ち込むなら、何故もっと早くに相手の辛さを信じてあげなかったのと言いたい。

ここだけの私の本音。今の弟には言えない。
次に同じ状況があった時に、指摘しようと思う。
 
奥さんの場合は、若い時からいつもだるいと言って
嫌なことから逃げる人だったから、いつものことと思っていたのだろう。仕方が無い。

それにしても、同じ体勢をとった後にくる腰痛と左腕の痛みは治らない。
目の硝子体後部剥離も終わっていないし、網膜剥離の心配はまだある。
自分の老化はてきめんに身体に出てきている。
いつかくる72歳の壁。
それまで生きているだろうか。





ロールスクリーンをかけて誤魔化した襖。
どうも気になるし、押し入れを開ける時うざい。 
2枚のうち、1枚は綺麗なのだ。
もう1枚が酷い。

違いは何だろうと考えたら、おそらく下地だろうと気がついた。
下地の状態が綺麗な方が当然ぴちっときまる。

色々動画を見て、勉強し直し、
とりあえず、汚い方の紙をはがして下地を整えてみることにした。

紙は全く密着しておらず、するっとはずれた。
紙が悪いのかと思ったが、
安かったので襖紙を失敗した時の為に多めに買っていた。
1枚は綺麗になっているのだから、うまくいくかもしれない。

古い紙をはがし、下地に使う茶ちり紙を張り付けた。
乾くまでの間、天袋の襖も張り替えた。こっちは下が綺麗だったので
スムーズに行った。

乾いた襖板に、いよいよ再挑戦。
糊がしっかりつく様に、霧吹きをまんべんなくやり、
しっかりと紙をのばしてから、手早く張り付けた。

全然違った。
下地がよいとこんなに違うのか。
貼っている途中で、もうピンと綺麗にくっついていく。
端を切っているうちに、勝手に綺麗になっていくような感じ。

前回とは全く違う紙を貼っている様だ。
とても同じ紙とは思えない。
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結果、綺麗な襖になり、ロールスクリーンは不要になった。

作業後の部屋は紙のゴミだらけ。

まだ他にも張り替えたい戸がある。
余計な事を考えそうになった時はいつもこんな風に何か作業をして
気を紛らすのが自分の癖みたいになっている。

愚痴や不安な事を色々考えてしまいがちで、
そんな時は、何か作業をして、頭を悩ます。
それがストレス発散になる。
好きな音楽を流しながらやるともっといい。

今回、他の襖紙をまともな値段で買い直さずに済んだ。
激安で張り替えができた。
節約とストレス発散のダブルでハッピーになった。



キッチン、お風呂の水栓の次は襖の張り替え。
いつも自分で張り替えてきたから、慣れているはず…だった。
先日の近所のホームセンターのバーゲンで、
襖紙が安かったので、買っておいた。
端をアイロンでくっつけるタイプだし、かなり安かった。

早速、説明書を見ながらやってみた。
書いてある通りに、アイロンを使ってもくっつかない。
なので、仕上がりはムラがあり、悲惨な状態。

こんな事はこれまで一度も無かった。
余分に買っていたので、翌日にはがしてやり直し。
無駄な紙をはがし、なるべく綺麗な土台にし直し、
再度やってみた。

前よりは綺麗には貼れたが、やはりくっつかない場所がある。

紙が古くて接着力が無くなってるか、不良品の売れ残りを
激安で処分したのか?としか、自分には原因がわからない。
私のやり方が悪かったのかもしれないけど、
これまではうまく出来ていたので、よくわからない。
どっちみち、まともな紙を買い直し、張り替えるしかない。
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こんなことなら、前のままの方がずっと良かったなあ。
でも、今お金を使うのは苦しいし。
安物には注意だ。
人に見られなければいいのだから、余裕がある時にしよう。
でも、あまりにもひどくて、目に入るとストレス。

そこで、思いついた。
前に窓の日よけに買ったが、あまり効果なく、放置したままのロールスクリーンがある。
それを襖の上から下げて、誤魔化した。
結構お洒落感が出て、襖隠しとは思えない。
しばらくはこれですませよう。

最近、自分の馬鹿さにがっくり来ることが多い。
この件だけではなく、他にも色々。
原因は、せっかちなこと。
もう少し、我慢してよく考えればよいのにと反省する。

歳をとって、動きは鈍くなっているのに
気持ちは落ちつきが無くなってる。
若い時の方が、もっとどっしりしていた気がする。
これも老化?
このまま落ち着きのないお婆ちゃんになっていくのだろうか。

それは嫌だ(/TДT)/


私は何でこんなに疲れているのだろう。
弟は今朝帰って行った。

昨夜、奥さんが亡くなる前後の様子を聞いた。
本人は本当に気の毒だったが、見守った家族も大変だったことはよく伝わった。
二年前に自分も体験したことだ。
弟の、頼りにしていた二人を連続して失った衝撃は半端ない。

だが、病気に対する誤解や思いこみの悪い癖は治っていない。
母の時もそれで失敗したはずだけど、反省したはずが変わらない。
なので、真実をどこまで聴けたかはわからないが、
どう弟が対処したか、過ごしたかはわかった。
よくぞ倒れなかったな、頑張ったなと思った。

他にも色々父のことも話したが、お互い歳をとり、思いこみも激しく
話が合わないこともあった。
今言いあっても仕方がないので、適当に聞き流して
とりあえず、今は弟が精神的におちついて暮せることを祈る。

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最近きちんと食べていないとかで、痩せていた。
歳をとってから痩せると老け込む。
昨日は、花見に行ったり、皆でお腹いっぱい食事を楽しんだので、
少しは良かったかなと思いたい。

弟は、ソファに座っていると思ったら、何度もウトウトしていた。
体力はある方だと思うし、健康には気を付けていると言うが、
これまでの疲れが出て来る頃だろう。
子ども達が来てくれたので、賑やかだったけど
少しは気分転換になっただろうか。

前回遊びに来た時は、奥さんが健在だった。
前提が全然違うとこうも違う物か。
今から、旅行から家に帰っても誰もいないわけだ。
まだまだ寂しさとの戦いだろう。
遠くに娘がいることが心の支えだろう。

弟がどう見ても憐れに見えてしまい、こちらまで悲しくなり、
それも疲労感の原因なのだろうか。
早く仏壇にお参りに行きたいと思う。
弟と一緒に帰省するつもりだったが、そんな雰囲気ではなく言い出せなかった。
今度こそ、近いうちに帰省したいと思う。

 


昨夜は賑やかだった。
子ども達が来てくれて、よくお喋りをし、
私も久し振りによく話した。

弟は私が1人で静かに暮らしているイメージでいたのだろうが、
いつもこんな風に誰かが来て、賑やかだと思ったかもしれない。
疲れなかったかなとちょっと心配。

と言いながら、今日もあちこち連れ回してしまった。
帰宅したらそのままバタンキューで、昼寝をしていた。

少しでも気が紛れてくれたらと思うが、
帰ったらまた落ち込むかな。
帰りは一緒に帰省しようかなと思っていたが
弟の態度からして、そのつもりが無さそうだし、
ついて行くと、疲れがとれないかもなと思い、やめた。
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亡くなるまでの奥さんのことや、その後の大変だったことを
聞きたかったけど、いざとなると聞けない。
本来は、私が弟宅に行って、お線香をあげるつもりだったのに。
それをしていないので、どこか落ち着かない。

また、そのうち、連休にでも帰省しよう。
父の様子を聞くと、衰えてはいるが
年齢の割にはまだしっかりしている様だ。

母がいたら、弟をみていて、可哀想と気にしていただろう。
中年の男性の妻を亡くした寂しさを感じてしまう。
ふと、可哀想に見えて来る。


弟が今日我が家に来ることになった。

もしかしたら、もっと早くに来たかったのかも。
私が誘うのを待っていた?
どこでもいいから旅行をして、移動中を楽しむと言うか、気分転換をしたかったのかも。
家にいるのが本当に辛そうだ。

夫がいない時ならいつでもどうぞと言ってある。
弟も、夫の存在を忘れている。
妻の親族も利用してポイ、不義理すぎる夫の自業自得。
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桜も咲き始め、母が亡くなった頃を思い出す。
葬儀の翌日、父に追い返されたあの日も今日みたいな天気だった。
母は、きっと我が家にいて一緒に笑顔で過ごすだろう。

子ども達も、弟に会いに来ると言う。
無理してこなくてもいいよと言ったけれど。
来たいらしい。どうやら賑やかになりそう。

私だったら、実家に親族がきても、会いにいくどころか避けていた。
自分の付き合いの悪いところが我が子に似なくて良かった。

 


家族の誰かと暮らしていると、食事に気を使う。
貧乏なので、安いお店を回って買っても、食費に一番お金がかかる。

独り暮らしになれば、やっと本格的な節約ができて、
いずれわずかな年金でも生きていける自信がつくだろうと思っていた。
でも、なかなかそうはいかない。

何だかんだと子ども達が入れ替わりで、お土産持参で出入りしてくる。
それはそれで、とても幸せで嬉しいこと。
独り暮らしの私を気にしてくれてるのかもしれないし
避けられるよりはずっと有り難い。
夫がいつ帰宅するかわからないという発想も消えている。
とっくの昔に縁を切ったかのような、
未亡人になったかのような雰囲気だ。

子ども達には、ご飯をたらふく食べさせてお土産を渡して笑顔で帰ってほしくなる。
なので、なかなか1人暮らしをしている感覚にならない。

1人の時は、食事がつい手抜きになる。 
やっと自由になったからには、好きな時に好きな物を食べて、
自由に、開放的に過ごしたい。
これは、やるべきことをやった後の達成感があるから尚更かな。
夫の様に、親としてやるべきことから逃げて、
何も成し遂げず、自分を誤魔化してきた人には味わえない開放感だろう。
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籍だけは夫婦なのに、時間が経った今、正反対の方向を向いて、遠く離れた所で生きている。

夫は、別の人と結婚していたら、とっくに縁を切られているかもしれない。
それも、もめにもめて。
実家が裕福で、親が強い人なら、
「うちの娘も我々も騙したな!許さないぞ」
と怒って、弁護士を雇い徹底的に夫を叩いてくれたかもしれない。

どうなっても、自分は悪くない、妻の親がおかしい、
妻の親が無理やり別れさせたなどと言うだろう。

それでも、親がそうやって協力してくれれば、精神的には楽だろう。
どんな親馬鹿であっても、そこまで娘を思う親の元に生れた人が羨ましい。

もし、自分の子供が、自分と似た様な結婚をしてしまい、
助けを求めて来たら、全力で助けたい。
お金のことは協力できなくて情けないけど、
精神的にも肉体的にも守るし、いつでも駆け込み寺になってあげたいと思っている。

私という反面教師がいるので、大丈夫だとは思うけど、
NPDなどのターゲットにならず、幸せになってほしいと願う。



今日も気分の良い1日になった。
アニメ、”メジャー”を見た人なら(多いと思う)
大谷と茂野吾郎を重ねて楽しんだ人もいるのではないだろうか。

大谷が後からアニメに近寄って行き、
遂には超えたと思う。
今回の試合は、アニメ、ドラマ、映画を超えていた。
何てドラマチックなのって叫んでた。

全てのメンバー、監督、スタッフが素晴らしすぎて
見えていてとても気持ち良かった。
皆の人柄の良さが全てに表れていた。
内面が綺麗で、やるべき事をきっちりしている人は、
見ているだけで気持ち良い。

一流の世界はこれなのだ。サイコー!
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子どもみたいな年齢の選手達なのに、
歳だけとった自分よりも、ずっと先輩で大人に見える。
年齢は関係ないと思う。若い人に学ばせてもらう事が多い。
皆の頑張りに元気をもらって、ありがたかった。

再放送を何度見てもドキドキして、興奮する。
スポーツや芸術で、心振るわす体験は必要だ。
心の栄養になるというのは本当だと思う。

嫌な事があっても、感動するものを探して
プラスの感情を表に出し、バランスをとることも今の自分には大事だと感じた。


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