夫はまだ引越したことを連絡して来ない。
もう4カ月過ぎているはずだ。
SNSで引っ越しの話を細かく書いているから、間違いなさそう。
私がSNSを見ているとは思っていないはず。
自分の書き込みを見ろと言いながら、「どうせわからんだろうな」
と、馬鹿にしていて、まさか私がブログを書いたり、
PCを触っている事も、見たことはあるはずなのに
何もできない、SNSを見る事もしないと思っている。
思いたいように思う癖があるから、
全ての女性は、自分より劣っていると思いたいらしい。
職場で優秀な女性上司のことを
「社長に気に入られただけ。所詮女だから」
などと負け惜しみを言っていた。
誰がどう見ても、夫より、優秀、有能な人に向かって。
「見苦しい」それが夫を表現するのにピッタリ。
郵便物は、前の住所に送るしかない。
夫はそれを承知なのだから。
もう届いたはずだが、何も言って来ない所を見ると
まだ教える気が無いということか。
夫は転職を繰り返す度に引っ越している。
くびの連続だし、現実逃避で離れたところに引越すのだ。
その都度、費用がかかり、どれだけ自分の都合で浪費したことか。
これが、もし私がやったことなら
ボロカスに無駄なお金を使いやがってと言われた事だろう。
とても、家族の為に働いている人のやることではない。
家族の為は嘘だし、自分の為だし。
「引っ越した」とは絶対言わずに
「そこに送っても受け取れないと思う」みたいな変な言い方をする。
「引越した。」の一言を言いたくないようだ。
何故なら、夫の引っ越し=くび の意味だから。
引越したの?と相手に言わせ、自分はイエス、だけを言って済ませたいのだ。
何故?と聞かれたら、また相手のせいにするだけ。
認めたくないことを他の言い方ではぐらかし、
言葉にしたくないのだ。
できれば、遠まわしな表現をして、
相手に忖度させ、話題を避けたいということ。
でもし「何故、連絡くれなかったの」と言われたら
「あの時、当然感じ取ってくれたかと思っていた。
聞いて来ないお前が悪い」となる。

目の前で、夫が道にゴミを捨てたとする。
「ゴミを捨てたらだめでしょう」と注意したとする。
その時の夫の行動は、
目の前の捨てたゴミを見ずに
キョロキョロと不自然に頭を動かし
「え?どこに?ゴミなんか見えないけど」ととぼける。
「ほら、そこに、今捨てたでしょう」と指をさしても
キョロキョロするだけで、
「何の事?見えないけど」と言って逃げるのだ。
どう見ても、ふざけているように感じるが、
夫は本気でそんな振る舞いをする。
最初、そこまで現実逃避をするのかと驚いた。
この人、自分の姿を見て恥ずかしくないのだろうか、
とぎょっとした。
家族には嘘ばかりついているから
辻褄があわない行動は、内緒にしたいのだろう。
嘘をつきすぎて、自分でその嘘に縛られているだけじゃないか。
今更引っ越したことなんて何の関心も無い。
すぐに責任から逃げるのだから、
転々とするのも想定済。
お金が無いふりをしているけど旅行したり、
これまで同じ嘘を何度繰り返したのか。
またですか。はいはい。さようならとしか反応したくない。
が、夫の頭の中は、ずっと昔のまま止まってて
まだ家族が自分に期待していて、すがりついてると思っているのだろう。
そう思いたいのだろう。
いったい何年経ったと思っているのだ。
引っ越したことを家族に教えないで困るのはむこう。
こっちは何も困らない。
言って来ない以上、これからも前の住所に送り続ける。
夫宛の郵便物を転送する位だけど。
年を取り、誰も周りにアドバイスをする人がいない生活が長く、
おそらく、ガチガチの頭で劣等感も最大になっているだろうし、
モラハラ気質が更に悪化していることだろう。